高梨沙羅 祖母語る「美メイクの理由」と「亡き祖父との約束」
眉毛の毛流を一定方向に整えて目尻を美しく仕上げ、目標を成し遂げる強い意志を表現。アイラインを上手に入れて大きくした目は、ビジョンに迷いなく向かうメッセージが込められています」
テレビのインタビューで、「化粧をすることで、スイッチが入る」と語っていた高梨。見事、“開運メーク”でメダルを引き寄せた。
前出の豊子さんは応援で行った平昌からの帰国便がたまたま一緒になり、空港で高梨と会うことができた。
「06年9月に夫(沙羅の祖父)が亡くなったんですが、その直前に、10歳だった沙羅が“オリンピックでメダルをとるからね”と話していました。空港で会ったときに、沙羅を思わず抱きしめて“おじいちゃんとの約束を守ったね”と話したら、うれしそうに笑っていました」
開運メークに、亡き祖父……。さまざまなものに愛されて、高梨のジャンプはメダルまで届いた。