第58回「おかもとまりの芸能界引退で考える「自分探し」の正しい方法」
といわれる迷いは、決め打ちよりも走りながら探すほうが効率的といわれています。「これが天職だ!」と決めて取り掛かるよりもまずトライ&エラーで選択肢を潰していき、ときに経験や学びを雪だるま式に大きくしていくのが正解ということです。
そういう意味でおかもとさんのいろいろやるキャリア選択は正しいはずですが、なぜか応援よりも「まだ迷っているのか…」と落胆している人は多いはず。このギャップはなぜ起きるのでしょう。
そこにはチャレンジよりも大切な「継続的な努力」が感じられないからかもしれません。たとえば過去には仕事が激減した理由を「器用でもないし才能もなかった」「(タレントを希望していたのに)芸人というのが辛かった」とテレビで語っています。たしかに辛い部分ではあるのですが、若干うまく立ち回れない自分への言い訳にも聞こえてしまいます。
成功するには才能よりも努力し続けることが大事とは常々いわれています。
芸人でもタレントでも各種資格を生かすにしても、そのとき決めた選択肢に全力で向き合い続けること。それができないと結局は何をやっても同じような壁に直面し、挫折のパターンを繰り返す。