くらし情報『「慰めの言葉」にいちばん傷つく…「夫の死」乗り越える解決策』

2018年3月28日 16:00

「慰めの言葉」にいちばん傷つく…「夫の死」乗り越える解決策

ところが今の社会は、そんな遺族に対してのケアが十分ではありません」(大西教授)

そこで、大西教授に死別の悲しみから抜け出すための「5つの解決策」を教えてもらった。

【1】“頭の中”を文章で表現

「死別した当初は、つらいことや悲しいことで頭の中がいっぱいです。その際、書くという行為が頭の中を整理する一助になることがあります。手紙でも日記でも、文章で表現することで、自分を客観視でき、頭から死別のつらさや悲しさをいったん切り離すことができるのです」(大西教授)

「遺族外来」を訪れた患者さんの中には、短歌を詠むことで死別の悲しみと向き合い、人生を歩み始めた女性もいるという。

【2】慰めの言葉はスルーして

「病気に気づかなかったのよね?」「あなたよりも大変な人はたくさんいるのよ」。そんな励ましの言葉が遺族を追い詰めてしまうことがある。

「悲しみに沈む遺族を見かねて周囲の人が矢継ぎ早に慰めの言葉をかけてきます。中には『最期はいかがでした?』と立ち入ったことまで聞いてくる人も。

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