2018年3月30日 06:00
寛 一 郎「祖父のことは“れんちゃん”と呼んでました」
「主演の竹野内豊さん、映画の巨匠である佐々部清監督とご一緒できるのはこの機会しかないと思ったので、うれしかったですね。撮り方もほとんど映画と同じで、あまりドラマに出た実感がないんです」
こう語るのは、祖父に三國連太郎(享年90)、父に佐藤浩市(57)という映画俳優一家で育った寛 一 郎(21)。’17年に俳優デビューして早半年、『ミッドナイト・ジャーナル消えた誘拐犯を追え!七年目の真実』(テレビ東京系3月30日・21時~)でドラマ初主演を果たした。
「新人記者役ということで、監督と話して役を作りすぎない自然体を意識しました」(寛一郎・以下同)
本作プロデューサーには、その自然体を三國や佐藤と通ずると絶賛されたそうだが、自らも似ていると感じることはあるのだろうか。
「役者以前に親子だから、しぐさや顔の表情、ふとしたときの反応は似ちゃいますね。ありがたいけど、それに甘えちゃいけないので。これからどう自分らしいお芝居ができるかを探していきたいです」
三國や佐藤とは芝居について語ることはなかったものの、偉大な役者と過ごした時間は今につながっている。