2018年4月8日 11:00
人工肛門でも前向きに!『がんまんが』で描いた内田春菊の闘病生活
親からの虐待があって、そこで男性に愛情を求めていた部分もあったんですけどね。4人の子どもに恵まれたし、閉経して、もう出産することもないから必要ない気がするんですよ。がんになっていろいろ割り切れたから、酒も恋愛も捨てられました。人生で重荷だったことが2つも消えて、身軽になりました」
がんと共存していくなかで、これまでの悩みも小さく思えるようになった。そうすると、がんを前向きに捉えられるようにもなった。
「当初は人工肛門のことを描く自信はなかったし、迷いもありました。でも今では“大ネタもらっちゃったな”という思いです」
そして現在は、続編としてストーマ(人工肛門の総称)生活を描いた「すとまんが」を執筆中だ。
「今、がんになって改めて感じるのは、これまでと変わらず子どもに囲まれて、マンガを描けることが本当に幸せだということ」
自分の体に変化があったからこそ、当たり前と思っていた日常に幸せがあるのだと再確認できたのだった。
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