抱っこひもに慣れない息子を抱えスーパーへ
コロナ禍で生まれた息子は、外出する機会が少なかったこともあり、なかなか抱っこひもに慣れてくれませんでした。
その日は抱っこひもで抱えても比較的機嫌がよかったので、私は「今がチャンス!」とばかりに息子を抱えてスーパーへ。普段なかなか買い出しに行けないため、あれもこれもとカゴに入れ、気づけばスーパーに20分以上。
だんだんと息子がグズりだし、ついには大声で泣き始めました。
慌てて会計へ、でもうまく商品を入れられず・・・
これまでにない勢いで泣く息子。
スーパーに、息子の大きな泣き声が響き渡ります。うるさそうに顔をしかめてこちらを見る人たちも……。
私は「さっさと買い物を済ませばよかった」と悔やみましたが、後悔先に立たず。
慌ててレジへ行き、会計を済ませるとサッカー台で買った商品を袋に入れようとしました。
しかし、息子の泣き声に焦り、なかなかうまく袋詰めできません。
その間も、浴びせられるお客さんたちの視線……。
耐えられず、私は商品を自分のバッグに乱雑に投げ込みました。
「元気でいい子だね!」
バッグに商品を投げ込んでいる私の目の前に、3人の奥様たちが。