第三子妊娠の丸高愛実さん「妊婦の温泉で気をつけること」足元に注意、温度や時間など……調べて家族で温泉旅行へ!
まず、遠方への旅行など長距離の移動は避けましょう。特に出産が近づいたら、いつ陣痛が起きてもいいように出産予定の産院にすぐにいける距離での行動にとどめます。
そして、できるだけ衛生的に管理されている施設を選び、洗い場の椅子や洗面器などはよく洗い流してから使用するようにしましょう。
湯ぶねの温度が42℃以上の熱いお湯、または30℃以下のぬるすぎるお湯では、交感神経が刺激され血圧が上昇するので、妊婦さんは避けたほうがいいでしょう。40~41℃のお湯に10分程度つかり、1日2回を限度に入浴するのが良いとされています[*1]。冬の露天風呂は外気温とお湯の温度の差が大きく、体感温度が急変するため、これも避けた方が無難です。
また、浴場や脱衣スペースでの転倒にも注意が必要です。温泉施設は自宅の風呂よりも広く、慣れていないことも転ぶ危険性を増やします。
泉質によっては床がヌルヌルしていることもあります。加えて、おなかが大きくなってくると、からだの重心が偏るため、それもまた転倒しやすくする原因です。できるだけ滑りにくいスペースを歩くようにし、また入浴直後はすぐに立ち歩かず、水分をとりながらしばらく座椅子に座ってのぼせをさましてから動くようにしましょう。