双子出産の東原亜希さん「産んだと思ったらまたすぐ陣痛始まるわけよ」壮絶だった分娩、産後は総動員でサポート
帝王切開が多いのには理由があります。
まず、赤ちゃん同士の身体やへその緒が絡まってしまったり、先にへその緒が出てきたりすることを防ぐため。そして分娩後に出血が止まりにくくなることを防ぐため。これは経腟分娩でも、帝王切開の場合でも起こり得るリスクですが、双子妊娠では単胎よりもさらに子宮が大きく伸びるので、よりリスクが高いと考えられています。
また、分娩中にお産が進みにくくなりやすいこと。たとえば、1人目を出産した後に子宮内の圧が下がって陣痛が弱くなってしまい、お産が進まなくなるケースなどです。この場合、2人目は帝王切開に切り替わることもあります。
赤ちゃんへのトラブルは1人目よりも2人目を産むときに起こる場合が多いです。
それは、1人目が産まれると子宮にスペースができ、2人目が逆子になってしまうなど、胎位異常が起こることが多いからです。双子を予定帝王切開で出産するケースが多いのは、こうしたトラブルを未然に防ぐためです。
一方で、妊娠の経過が順調であれば、双子の場合でも経腟分娩できるケースもあります。諸条件は医療機関によって多少異なりますが、妊娠週数、お腹の赤ちゃんの体勢(逆子でないこと)