常備薬、ワクチン、おむつや液体ミルクはどのくらい? 防災の日に見直したい「子どものための災害時の備え」
どのワクチンも同じように大切ですが、おたふく風邪、水ぼうそう、麻疹や風疹なども流行しやすいもの。この機会に母子手帳で接種歴を確認しておきましょう。接種し忘れているワクチンがあれば、すぐに接種してください。
これはお子さんだけではありません。特に麻疹・風疹を防ぐ「MRワクチン」は、接種していない、または一度しか接種していない世代があります。少し前はMRワクチンが品薄でしたが今は元に戻っていて、内科などで1万円程度で接種できるはずです。接種していない人、1回のみ接種の人はできれば接種しておきましょう。
■液体ミルクや食品、紙おむつの備蓄も大切
最後に、子どものための備えとしては、液体ミルク、離乳食やアレルギー対応食、紙おむつなどを必要に応じてストックすることも大切です。
まずは、液体ミルク。ただ災害時であっても母乳が出て、お母さんが心身ともに大丈夫な状態であれば母乳育児を続けましょう。
災害時には、母乳育児を続けられるのか不安になる人も少なくないと思います。しかしもし一時的に母乳が出なくなったように感じても、頻回授乳を続けることで分泌量は戻ってきます。
一方で、避難所などの人目の多い場所で授乳するのは大変なこと。