宮崎麗果さん「おなかの中で赤ちゃんの成長が止まって…」体重1kg未満で生まれた娘。発達がゆっくりな彼女が教えてくれた大切なこと
上の子たちの育児では、子どもが泣くとどうにかしなきゃ! って焦ってしまっていたけれど、ハナちゃんのおかげで赤ちゃんが大きい声で泣けることはすばらしいことなんだって知りました。泣くことひとつでも「元気に泣いてくれてありがとう」って、感謝の気持ちを持てるようになりました。ハナちゃんは私に命の尊さを教えてくれた存在です。
■心配よりも成長の楽しみのほうが大きい
(提供写真)
ーー子育てをしていると子どもの泣き声や自己主張に悩むこともありますが、それも元気だからできることなんですね。
宮崎子どもって「ママ、ママ」「これやって!」と「見て!」って“かまって攻撃”がすごい時期がありますよね。前はそういうことも「大変だ~」と思っていたけれど、決して当たり前じゃないんだなって。ハナちゃんが大切なことをたくさん気づかせてくれて感謝しているし、ハナちゃんのおかげで私自身も強くなった気がします。ーー現在、ハナちゃんは療育を受けていますか?
宮崎はい。
ハナちゃんは今4歳ですが、発語がありません。発達もゆっくりです。いろんな検査を受けましたが、とくになにも診断がつかないような状態で、「発達に遅れがある」