島崎信長×北村匠海「理央を演じる上で大切にしたのは不器用さ」
理央が無自覚的に発する言葉が誰かを救っていたりして。でも本人はそこにまったく気づいていないのが理央の良さ。だから、いわゆるキラキラ要素というよりも、もっと人間臭いところ、ひとりの人間として呼吸をしている土臭さみたいなものを大切にしようと思っていました。
島崎今、北村さんが言ってくれたこととまったく同じことを僕も意識していて。さっきちらっと話したんですけど、ここで理央が変わったとか、ここで恋をしたよねとか、そういう細かいターニングポイントも一緒で、うれしかったです。
北村僕もうれしかったです。同じ役を別の角度で演じる経験ってなかなかないので、なんだかすごく不思議な感じがします。
あの別れが僕たちを前に進ませてくれた
――本作ではいろんな告白シーンが登場しますが、おふたりは好きになったら自分から告白するタイプですか?それともそっと想いを胸に閉じ込めるタイプですか?
島崎僕は想いが高まったら衝動的に動いてしまう人間です(笑)。
結果、空回っちゃったり、告白のタイミングでコケちゃうこともあるんですけど。わりと自分の気持ちには素直なタイプなのかなと。
北村僕も自分から伝えますけど、気持ちのままには行けないですね。