「島崎信長」について知りたいことや今話題の「島崎信長」についての記事をチェック! (1/7)
Youtuberの島崎遥香が2日、自身のインスタグラムを更新。【画像】元AKB48島崎遥香、埼玉応援団メンバーに「がんばるぞぉーーー!!」「☕️️私服 #uniqlokaws」と綴り、複数枚の写真をアップ。Mancy’s Tokyoというカフェでコーヒーとケーキを頂いたそうだ。私服紹介では、ユニクロカウズシリーズの可愛らしいスウェットを紹介した。投稿された画像には、寝顔や微笑む様子など様々な姿を披露した。 この投稿をInstagramで見る Haruka Shimazaki(@paruuuuuru)がシェアした投稿 この投稿にファンからは多くのいいねが寄せられた。
2024年12月02日東京・文京区に所在する永青文庫は、肥後熊本の藩主・細川家伝来の美術工芸品や歴史資料を収蔵・展示する東京で唯一の大名家の美術館。なかでも、戦国武将・織田信長の手紙60通の文書群は質量ともに突出したコレクションといえる。この貴重な歴史資料を通じて、真の信長像に迫る意欲的な企画展が、熊本大学永青文庫研究センターとの共催で、10月5日(土)から12月1日(日)まで開催される。永青文庫が所蔵する信長の手紙の大半は、細川家初代・藤孝に宛てて出されたものだそうだ。当初は室町幕府15代将軍・足利義昭に仕えていた藤孝は、義昭と信長が対立するようになると、同い年の信長を主君として選び、戦の最前線で信長を支え続けた。藤孝の嫡男・忠興も、信長のもとで武勲をたて、また信長の斡旋で明智光秀の娘・玉(ガラシャ)を妻として迎えている。現存数が約800通の信長の手紙のうち、永青文庫が60通ものまとまった数を所蔵するに至った理由は、後に熊本を治めることになった細川家三代・忠利が、祖父・藤孝の武功を証明すべく、「信長の感状が埋もれてしまうのは惜しい」と蒐集に情熱を傾けたからだという。重要文化財《織田信長朱印状》細川藤孝宛(天正3年〈1575〉5月)21日永青文庫蔵(熊本大学附属図書館寄託)同展の見どころのひとつは、重要文化財に指定されている59通と近年の調査によって新たに発見された1通の計60通が、展示替えを交えつつ、すべて展示されることだ。室町幕府の滅亡から、一向一揆との死闘、武田勢に勝利した長篠合戦、度重なる家臣たちの裏切り、そして光秀による本能寺の変まで、信長の激動の10年間を、配下の藤孝らの動向とともに丁寧に読み解くことで、信長の真の姿が浮かび上がるとともに、リアルな日本史が見えてくる。革新的、破天荒、残虐といった信長のイメージは真実なのか、そんな疑問に答えてくれる展観が興味深い。国宝《柏木菟螺鈿鞍》鎌倉時代(13世紀)永青文庫蔵ちなみに、「信長の手紙」といっても、原則として筆をとるのは「右筆(ゆうひつ)」と呼ばれる書記官だったそうだ。信長の直筆であることが確実な唯一の手紙は、細川忠興に宛てた《織田信長自筆感状》1通のみ。同展は、信長のその豪快な筆運びを実際に目にできる貴重な機会であるとともに、信長や藤孝・忠興ゆかりの美術工芸品も鑑賞できる目にも楽しい展覧会となっている。<開催概要>『令和6年度秋季展信長の手紙 ―珠玉の60通大公開―』会期:2024年10月5日(土)〜2024年12月1日(日)※会期中展示替えあり会場:永青文庫時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)休館日:月曜(10月14日、11月4日は開館)、10月15日(火)・11月5日(火)料金:一般1000円、70歳以上800円、大高500円公式サイト:公式サイト:
2024年09月19日ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、こんにちは。tomekkoです。 前回 は今どハマり中の大河ドラマに乗っかって書いてみましたが、藤原道長のイメージはちょっと変わりましたでしょうか?偉人や歴史上の有名人って、教科書にまとめられた内容や強烈なインパクトのあるできごとでイメージされることがほとんどですよね。戦国武将は特にその傾向強いのではないでしょうか?ということで、今回調べてみたのは…。冷酷なカリスマ織田信長野心的な伊達政宗の意外な趣味とは?魔王 織田信長、そして独眼竜 伊達政宗。いずれも野心的で勇敢な武将というイメージがありますよね。信長は神仏をも恐れぬ好戦的な独裁者としてのエピソードが山ほどあるし、政宗はその眼帯としゃれた兜のデザインから見た目のかっこよさに惹かれる人も多いでしょう。伊達政宗については戦国の中でも特に激戦時代を知略を駆使して生き残ったことから、老獪なイメージもあるかも知れませんね。でもでも…このふたりの武将には意外な趣味があったんです。そう、スイーツとお料理です!豪快に瓢箪から酒をラッパ飲みして怒鳴り散らしてそうな魔王信長ですが、実はなんと下戸!甘いものが大好きなスイーツ男子だったんです…!!ポルトガルから来日していた宣教師ルイス・フロイスによる『日本史』には信長に謁見した際の様子が記されています。信長は「朝早く起床し、酒を好まず、食を節するなど極めて健康的な生活を送っていた」えっ 信長ってお酒…飲まないの?!?!フロイスが所属するイエズス会は、キリスト教布教のためまずは権力者たちに酒やお菓子を贈ったそうですが、信長にもワインを献上したものの飲んだ記録はありません。代わりに信長が大喜びしたのは、金平糖及び有平糖といった砂糖菓子でした。ガラス瓶に詰められてキラキラ輝いて見える金平糖にうっとり見惚れるコワモテの殿様。想像するとちょっと可愛くないですか?信長はかなり気に入ったようで、何度も取り寄せたという話も残っています。甘いもの好きな信長の好物は干し柿でした。戦国時代の頃より美濃地方の名産品になっており、よく家臣への褒美に使われ、前述のフロイスにも贈ったそうです。(フロイスは柿とは知らず、干しイチジクだと思っていたようですが)そんな信長の干し柿にまつわるエピソードにはこんな話もあります。 戦で早くに父を亡くした家臣の息子が九歳で家督を継いで(過酷な時代…)主君の織田信長に謁見した時のこと。信長は、取り次ぎ役の堀久太郎に、床の間に山盛りになっている干し柿を下賜するように命じました。久太郎が2つばかり渡そうとすると、それを見た信長は、「ケチケチするな。もっとたくさん持たせてやれ!」と叱りつけ、十数個も持たせたそうです。一抱えもある干し柿は九歳の子どもの手には受けきれず、袴のすそを広げて袋を作って受け取った少年の姿を見て信長は上機嫌で笑いかけたとか。他にも戦で1番槍の手柄を立てた家臣に干し柿とかぶっていた笠を褒美にするなど、干し柿は信長にとって、とっておきのプレゼントだったようです。干し柿をもらって(きっとみんな喜ぶぞ!ヨシヨシ!)って思ってそうな信長、これまた可愛いところがあるじゃないか…。お菓子を手作りした信長…可愛くない?甘いもの好きが高じて、時には自分でも台所に立つこともあったというエピソードにはびっくり。それもなんと家康とその家臣のために信長自ら手作りのお菓子でもてなしたというんです。信長が作ったのは『ふりもみこがし』という、炒った米や麦を臼で挽いて粉にし、お砂糖を混ぜたお菓子。家康の家臣、松平家忠の日記には「上様自ら家康の御膳を運び、お供衆にもふりもみこかしを挽いて下さった」と同席した家臣から届いた書簡について記述があります。男子厨房に入らず、という考え方自体案外新しいもので戦国時代の料理人は男性が当たり前なのですが、とはいえ殿様自ら襷掛けして顔に粉とかつけながらせっせと作っていたかと思うと…やだ、またしても可愛い一面を見つけてしまった!とはいえもちろんこれらはあくまで『意外な』一面。フロイスの目の前でも、通りがかりの女性の顔を覗こうとした下人を即座に切り捨てたり、人の意見は聞き入れない独裁者といったイメージ通りの記録が多く、可愛い一面があったからって…冷酷な独裁者だったのは間違いないと思われます。 さて一方の伊達政宗はというと…無類のお料理好き!研究熱心でかなりの凝り性だったようでなんと政宗氏、毎朝2畳敷きの豪華なトイレで献立を考えるのが日課だったそうです。こちらは比較的知られているかも知れませんね。伊達巻やずんだ餅などルーツが政宗であることが有名な物もあります。ずんだ餅は枝豆の綺麗な緑の餡をつけて食べるお餅ですが、政宗が陣太刀の柄で枝豆を砕いて作ったから「じんだ」が「ずんだ」に訛った説。伊達巻も、政宗がヒラメの肉に卵を混ぜて焼いた平玉子焼を好んで食べていたことが、 後にこの平玉子焼を巻きすで巻くようになり伊達巻と呼ばれるようになった説。まあどちらも諸説ありますが、やはり食にこだわりのある政宗だからこそ由来に名前が上がるのでしょうね。ただ調べていくと、政宗はただ食べることが好きで自分でも料理するようになった人とはちがうようで、やはり根底には戦国の世を生き抜く武将としてのしっかりとした思想があったようです。「人をもてなす際に一番重要なのは料理であり、そのメニューを管理するのは主人の仕事。」「誰かをもてなすときに一番大事なことは心のこもった料理を出すことである。それも主人自らが作った料理でなければならない。もし自分が作らず人任せにして、悪い料理を出して腹痛でも起こされたら、こちらの気遣いなどあったものではない。」などなど、まるで料亭の主人のような格言の数々が残っています。政宗は客人には自らの手で配膳までしたそうです。格言をベースに見ると大事なのは料理そのものそいうより、相手との関係性を良く保つための心遣いのように感じられます。厳しい戦国の世を生き延びるために、多くの家臣とその家族の命を預かる武将(リーダー)に必要なのは実戦での強さはもちろん、風向きを読む賢さ、そして人の心をつかむカリスマ性だったのではないでしょうか?料理は、何度も存続の危機を乗り越えて泰平の世に伊達の血筋と領地を残した政宗の生き残り戦略の一つだったのですね。調べる前は、武芸と戦に明け暮れ日々緊張感のある決断を迫られている武将たちにとって、もしかして甘味や料理は息抜きだったのでは? 忙しいのに仕事と趣味を両立して、さすが仕事のできる男はちがうぜ〜なんて軽く考えていた私。いや〜そんな甘い話じゃなかったですね、甘味だけに…(え?)料理もスイーツも人の欲望(食欲)を満たすための手段で、家臣の心を掴んだり外交戦略に役立ったりしてるわけです。信長だってただ自分が好きな甘いものは皆んな好きだろうとホイホイ干し柿をプレゼントしていたわけではないでしょう(多分)自領の特産品を贈ることで生産者を庇護したり、『美濃尾張の信長』からの品としてのバリューを知らしめたり…といった意味もあったかも知れません。政宗に至っては相手との関係を強めたり密約を結んだりと、料理は政治戦に使う戦略のひとつだったのでしょう。料理ってそもそも段取り良くないとできないよなーと日々実感しているマルチタスク苦手主婦。さすがは歴史に名を残す偉大なリーダーは一味ちがうぜ!!と唸らされたエピソードでした。《参考文献》・『フロイス日本史』・『大日本史料 第十一編之六』・『現代語訳 家忠日記』・『伊達政宗 五常訓』
2024年07月19日。女優の島崎遥香、元プロレスラーの長州力が7月1日、都内で行われた「メルカリ」ビットコイン取引サービス新キャンペーン・WebCM発表会に出席した。「メルカリ」のビットコイン取引サービスを提供するメルコインは、7月1日からのキャンペーン開始に伴い、長州力と島崎遥香を起用したWebCM「はじめないと、はじまらないぞ。」を公開。年代や性別、ライフステージやライフスタイルの異なる人々が、それぞれの価値観に合わせたビットコインの使い方を、リズムカルなBGMに合わせて発信していく。発表会でお披露目されたWebCMでは、長州力と島崎遥香がダンスを披露している。それについて長州は「自分でもああいう動きで良いのかな? と思っていましたが、楽しくやらせていただきました」と満足そうで、それを見た島崎は「キビキビしていて素敵でしたよ」と絶賛。一方の島崎は「久々に動いたなと(笑)。監督がすごくこだわっていいましたが、(撮影は)あっという間に終わりました」と振り返った。メルカリが扱っているビットコインに対してのイメージを長州は「要するに仮想通貨ですよね。仮想通貨は自分の手の中に入る訳でもないし見えている訳でもない。数字が動いているのかな? という感じで、自分にとって安心感というか自分で掴んで掴みたいっていう実感を持ちたいという思いが強いので、ビットコインがどう動いていくのかもっと知りたいですね」と半信半疑の様子。島崎も「ビットコインはかなり前から耳にしていたんですが、私のイメージ的にはお金持ちの方がやられるというイメージが強く、どこか自分にはできない、関係ないみたいな印象はありました」と明かした。島崎はメルカリを良く利用しているといい、「もう300個以上取引しています。(洋服などを)後輩にあげたりするんですが、メルカリさんは色んなモノが売れるので利用させてもらっています」とヘビーユーザー。CMのタイトル「はじめないと、はじまらないぞ。」にちなみ、「新たに始めたいことは?」という質問に「早起きです。今日は早起きだったんですけど、プライベートで早起きをしたことがないので、朝は得意ではないんです(笑)」と苦笑いの島崎は「ワンちゃんを飼っていて、ワンちゃんに毎日朝5時や5時半に起こされます。それでワンちゃんにご飯を食べてもらって私は二度寝」と苦笑い。続けて「朝食を食べたいですね(笑)。(二度寝から)起きたらお昼か昼過ぎ。素敵なホテルでちょっと贅沢したいですね」と普段は食べない朝食を食べたいという。一方、生活の拠点を静岡の熱海に置きながら仕事の度に上京しているという長州は「なくはないんですけどあまり言いたくない。別に良いんですけど知りたいですか?」ともったいぶりながら「(長州の故郷でもある山口に)斎藤道場っていうちびっ子が集まる小さな道場がありました。そういう小さな道場を作って小さなちびっ子たちを遊びながら指導したいですね。熱海は結構高齢者が多いので、そういうところを開放しながらお喋りでもいいしお茶を飲んで帰っても良い。ちょっと大勢集まれるような場所を作りたいですね」と熱く語ると、島崎は「素敵なことじゃないですか!」と称賛していた。
2024年07月01日6月4日配信のバラエティ番組『愛のハイエナ2』(ABEMA)に、元AKB48の柏木由紀(32)と島崎遥香(30)が出演。番組内で島崎が明かしたAKB時代の“本音”に、衝撃が走っている。番組では俳優の山本裕典(36)が、大阪屈指の繁華街・ミナミでホストに挑戦する様子に完全密着。スタジオトークでMCのお笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政(38)が柏木と島崎に、「ホストはお客さんによって接客を変えたりするんですけど、お2人も握手会とかやられてきたじゃないですか。ちょっと雰囲気とか変えたりするんですか?」と質問。すると柏木は、「タメ口、敬語の使い分けとか、話す内容も(変えている)」とコメント。同じくMCのお笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢(42)が「(相手を)覚えている?」と問うと、「ノートとかに書いて」と覚える努力をしていたという。その数について柏木は、「ほぼ全員。500人以上覚えてる」と明かしていた。だがいっぽうで、島崎は対照的だった。柏木と同じ質問を投げかけられると、「全く覚えないです」と即答。東ブクロ(38)が「『この人タイプや』って人もおるでしょ?」と聞くと、「いないですよ」と否定した。屋敷が「そのスイッチ入らないってことですか?」と追及すると、手振りを加えながらこう主張したのだった。「アイドルを好きな人にイケメンはいないですよ」この瞬間にスタジオは爆笑に包まれ、柏木からは「マジで一緒に映さないで」と線引きをされていた。’14年の「第6回AKB48選抜総選挙」でトップ10内に躍進し、以降もセンターに輝くなどグループを牽引した島崎。「ぱるる」の愛称で親しまれてきただけに、バラエティ番組で垣間見せた“強すぎる持論”はXでも話題に。一部では《ぱるるの毒舌すきだわ〜》《名言や!》と讃える声が上がっていたが、複雑な気持ちを抱いた人も少なくなかったようだ。彼女のファンに対する“本音”を知って、落胆する声も広がっている。《よく自分の食い扶持をくれてた人らにそんな口叩けるな》《そのアイドル好きに支えられてたのに、、、ぱるるむりだわ》《言ってしまったな…w禁句を…》《刺さりすぎて辛いわ》
2024年06月06日妊娠中の身体を気遣った贈り物峯岸みなみさんは2022年8月に「東海オンエア」のてつやさんと結婚、今年3月に第一子の妊娠を公表しました。1日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)にゲスト出演した峯岸さんは、番組放送後にInstagramにストーリーズを投稿し、共演した島崎和歌子さんから贈り物をもらったと明かしました。「これは収録のときに島崎和歌子さんが『大事な身体だから!』とプレゼントしてくれたものですレギュラーじゃない、その日のゲストの私を気にかけてくださったこととても驚いたし嬉しすぎました大切に使う」(峯岸みなみさんInstagramより)島崎さんがくれたのは、肌触りの優しそうな「足指開放ソックス」と、デリケートゾーンのケアアイテム。妊娠中の峯岸さんを気遣ったセレクトのようです。番組では峯岸さんが「自分はAKB48のほかのメンバーと比べて太りやすい体質」「同じだけ食べても太らない子は太らない。それが悩みだった」と明かし、「産後ダイエットは絶対に立ちはだかる問題だから、体形を戻すコツってありますか?」と質問する場面も。番組に出演する「評論家」によると、痩せ体質になるためには「きなこを毎日食べる」「キムチを適量食べる」などオススメの食品がいくつかあるという話や、「週1回、夜断食する」「ウエストを細くしたいなら腹筋を100回するより、1分間おなかをへこませる」という説も紹介されました。また、妊娠中の峯岸さんに対して、消化器内科医から「良かったら、亜鉛をしっかり摂ってください」というアドバイスも。「亜鉛を摂ると舌が敏感に味覚を感じ取れるようになり、ヘルシーなものでも満足感が上がるので食べすぎを予防できる」と言い、「爪や毛根にトラブルがある人にもいい」「赤ちゃんがいるときは、より意識してほしい」と伝えていました。妊娠中、どんな栄養が必要?妊娠中は、積極的に摂りたい栄養素がいくつかあります。例えば下記のようなものです。【葉酸】多く含む食べ物:ブロッコリー、ほうれん草、いちご、納豆など妊娠すると胎児の脳や脊髄を作るために葉酸が大きな役割を果たします。特に神経系が作られる妊娠初期には「神経管閉鎖障害」の発症リスクを低減させるために普段の食事に加え、サプリメントなどの栄養補助食品からも葉酸の摂取をするよう厚生労働省も推奨しています[*1]。葉酸を多く含む食品を知り、日ごろの食事に取り入れてみましょう。【鉄分】多く含む食べ物:牛肉、あさり・しじみ、小松菜、大豆、切り干し大根妊娠後期では貧血になる妊婦さんも多くみられます。鉄は酸素の運搬に重要な働きをしており、妊娠すると母体から胎児へと多くの血液を送らなければなりません。妊娠期は鉄の必要量が非妊娠期の1.5倍になります[*1]。【カルシウム】多く含む食べ物:高野豆腐・豆腐、小魚、牛乳、ヨーグルトなど妊娠中のカルシウムは胎児の発育のために消費されやすいことから、しっかりと食品から摂る必要があります。特に成人女性のカルシウムの摂取量はどの年代でも不足しているために、毎日の食事に意識的に取り入れていきましょう。妊娠初期のつわりが落ち着いたら、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどの栄養面も気をつけていきたいですね。特別「何かを食べたらそれで良い」というものはなく、幅広い食材をバランスよく摂り入れた食事を心がけましょう。=====参考:[*1] 日本人の食事摂取基準(2020年版)厚生労働省参照:妊婦が積極的に食べた方がいいもの&控えた方がいいもの【管理栄養士監修】
2024年05月02日2022年にTVアニメ化されたサッカー漫画『ブルーロック』が、シリーズ初の映画化。『劇場版ブルーロック‐EPISODE 凪‐』としてついに公開。キャストの島﨑信長さん、内田雄馬さん、浦 和希さんに演じる立場からの思いを聞いてみました。作品を彩るキャスト3人に本作の魅力をインタビュー。島﨑信長 as 凪 誠士郎凪にとって玲王は特別。言葉では言い尽くせない関係。今回の劇場版では、主人公の凪誠士郎が、“ブルーロック(青い監獄)”の中で“エゴ”に目覚めていく姿がドラマティックに描かれている。彼を演じた島﨑信長さんは、新しい視点からつくり上げられたそのキャラクターを、どのように解釈しているのだろうか。「わかりやすくカッコいいし、あれだけ能力の高いメンバーが集まっている“ブルーロック”の中でもひときわ目立つ天才。そういう表面的な記号だけでも魅力的だし、さらに、物語の中で彼の熱さ、つまり“エゴ”が引き出されていく変化や成長に惹かれましたね」この劇場版では、TVシリーズでは気だるい天才肌として描かれていた凪の心情が、より細かく描写されている。特に、当初はそれほどでもなかったサッカーに対する情熱が、“ブルーロック”への参加からふつふつと高まり、熱を帯びていく様子は、島﨑さんにとっても納得感のあるものだった。「TVシリーズでは、凪について描かれていない部分を自分なりに想像しながら演じていました。そのときに推測していた凪の心境…凪と玲王の出会いによって生まれた感情や、ふたりで“ブルーロック”に行くまでの気持ちなどは、『エピ凪』で描写されていたものに近かったですね。しかもその変化が、“エゴ”を剥き出しにする瞬間まで、丁寧に描かれていて。だから今回のアフレコでは、ある種の確信を持って凪と対峙できました。方向性としては、真実味というか、人間としての実在感を持たせた上で“エゴ”を表現していけたらと思いました」凪が主人公として描写されるため、本編の主人公である潔がライバルとして登場する。その視点の違いも見どころだと語る。「TVシリーズでは、凪が理解不能な天才として描かれているので、アフレコでもよりその得体の知れなさを強調する演出がなされていました。それが彼のミステリアスな存在感に拍車をかけていたけれど、一方で今回は潔が、(凪と玲王が所属している)チームVからしたら得体の知れない、恐ろしい存在になっている(笑)。潔の内面が描かれない凪の視点からだと、これだけ怖いんだと思いましたし、潔役の浦(和希)くんも、“魔王”のように演じていて(笑)」サッカーシーンとともに、『エピ凪』で大切にされているのは、凪と玲王の関係性。チームメイトとして高校で一緒にプレーをしてきたこのふたりの関係を、“ブルーロック”の中では「特殊」だと、島﨑さんは捉えている。「ほとんどが“ブルーロック”という閉鎖空間の中で起きる物語の中で、凪と玲王は、プロジェクトの前から出会っている特殊なコンビなんです。しかも“ブルーロック”の中で、その関係性が当たり前のように変化し続ける。仲が良いからといって常に一定の状態でもないし、だけど互いにかけがえのない存在なのは徹頭徹尾、変わらない。だから、『凪にとって玲王はどんな存在ですか?』と質問されることも多いのですが、言葉ではなかなか言い尽くせないですよね。凪にとって、玲王は玲王でしかないので」そしてもうひとり、凪の視点からクローズアップされているのが、チームVに欠かせない存在として登場する剣城斬鉄。脱落者が続出するシビアなルール設定上、シリアスになりがちな物語を、“バカ斬鉄”とも言われる彼のキャラクターが、アフレコ現場においても和やかな空気を生んでいたそうだ。「斬鉄は常に面白いですからね。アフレコ現場でも、斬鉄役の興津(和幸)さんが、真面目な顔してボケるんです。一方で、めちゃくちゃ熱い男じゃないですか。一本芯が通っていて、鋭さもあり、声がデカい(笑)。チームVでは、凪が基本的にローテンションだから、ハイな斬鉄が際立ちますよね。玲王と凪だと穏やかでゆるい空気なのに、斬鉄というアクセント、いやスパイスが利いている(笑)。あのチーム感はすごく好きです」映画館という大スクリーンで描かれる凪と玲王の絆。プレーは超一流でも人間関係は不器用で…。そんなふたりの関係に、もどかしさを覚える島﨑さん。最後に、本作の楽しみ方を語ってもらった。「凪の心情はモノローグとして語られることが多く、ドラマとしては口に出さない方がグッときます。でも、『凪、それは玲王に口に出して伝えてあげなよ~』と思うシーンもたくさんあります(笑)。ただ、そうやってままならないのが人間だし、口にしなかったことで成長を促すこともあるかもしれない。一方で、作品を観たお客さんだったら、『よし、気持ちはちゃんと口に出して伝えよう!』って前向きに思うのではないでしょうか。少なくとも僕は、そう思いました(笑)」しまざき・のぶなが宮城県出身。主な出演作にTVアニメ『Free!』(七瀬遙)、『バキ』(範馬刃牙)、『忘却バッテリー』(千早瞬平)など。衣装協力(パンツ)・NEW ORDER内田雄馬 as 御影玲王“宝物”との別れに拗ねてしまう、そんな玲王に共感。「じつは共感性の高いキャラクターですよ。彼は“ブルーロック”における凡才の希望だと思います」御影玲王について、彼を演じる内田雄馬さんはこう評する。御曹司で、何不自由ない生活を送ってきた玲王だが、自ら突き進んだサッカーの道=“ブルーロック”の中で挫折を経験する。「裕福な家庭に生まれた分だけ、人間的に未熟。自分の望み通りにいかないと、すぐにメンタルが崩れてしまう。でも、そういうところに僕は可能性も感じていて。この作品においてもっとも成長する伸びしろがあるのではと」サッカーで無二のパートナーであった凪は、玲王の大きな宝物だった。だが、彼は“ブルーロック”でサッカーへの熱い“エゴ”に目覚め、玲王との決別を選ぶ。「凪を宝物、つまり自分の“物”と感じていたところがポイントだったと思います。凪も最初はそれが心地よかったと思うのですが、“ブルーロック”で成長してサッカーを楽しむようになった。玲王にとってもそれは喜ばしいことのはずなのに、隣にいるのが自分じゃないことが許せなくて、拗ねてしまう。彼の、妙に素直になれない部分をなんだか親のような気持ちで見守ってしまいます」TVシリーズに比べ、凪との出会いや学園生活など、玲王の生活も細かく描かれているが、演じ方に変化はあったのだろうか。「TVシリーズのときは潔たちの視点の物語。ですが、今回は玲王たちの視点。本編では見えなかった、心の流れも描かれているので、素直に玲王が感じているものを出しています。本編では強大な敵、今回は普通の青年、ですね」閉鎖された“ブルーロック”で引き出される“エゴ”は、経歴やプライドを超えたところに存在する。それが本作の魅力であると、内田さんは語る。「サッカーアニメですが、人間ドラマがやはり面白いですね。特に、これまでの自分を捨てていくところが。潔だって、“ブルーロック”の中でどんどん変わっていったので、玲王もまだまだ成長するはず。その過程にある玲王を、『エピ凪』では凪の視点から、TVシリーズでは潔の視点から体感できる、二度おいしい作品です」うちだ・ゆうま東京都出身。主な出演作に、TVアニメ『呪術廻戦』(伏黒恵)、『シャングリラ・フロンティア』(サンラク/陽務楽郎)、『MFゴースト』(片桐夏向)など。コート¥57,200カットソー¥14,300パンツ¥33,000(以上Blanc YM/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)チョーカー¥36,300リング¥27,500(共にPLUIE/HEMT PR TEL:03・6721・0882)浦 和希 as 潔 世一凪と玲王から見た強い潔を、主人公を意識して演じる。TVシリーズの『ブルーロック』では主人公である潔世一。凪と玲王の視点から描かれる『エピ凪』も彼の存在感は不変だと、潔役の浦和希さんは確信している。「彼はこの作品の中でもっとも“エゴ”が強い人間です。玲王のようにお金持ちでもないし、凪のように天才でもない。だけど、“ブルーロック”の中で這い上がって心身ともに強くなっていく姿は共感を呼ぶものだし、それが彼の魅力だと思います。今回は、凪と玲王がメインですが、改めて潔ってカッコいいなと思いました」『エピ凪』は、TVシリーズで描かれた『ブルーロック』と出来事自体は同じだが、凪と玲王の前に立ちはだかる潔には、TVシリーズとは違う凄みが表れている。「アフレコの際、監督からひとつだけ明確なオーダーがありました。『TVシリーズで演じた潔はいったん置いてもらって、凪から見た強い潔を見せてください』と。その瞬間に、これまでのお芝居は全部忘れて、凪からどう見えるかを考えて取り組みました。TVシリーズではもがき苦しむセリフが多かったのですが、今回はあえて息が上がるような演技はせず、余裕があるように。言葉のひとつひとつに重さを出そうとしました」一方で、視点の違いによる演技の変化はあるものの、譲れない部分もあったという。「『ブルーロック』の主人公は潔ですからね。『エピ凪』ではちょっと凪に譲っているだけで(笑)。自分が主人公である、というのは絶対にブレないように。演じ方が変わっているとしても、潔の気持ちに嘘はないですから」強大な敵役として参加したことで、浦さんは凪と玲王の関係性を客観的に見ることができたそう。一方、途中で決別するふたりの関係にはもどかしさも感じていて…。「凪ってホント、口下手だな~って改めて思いました(笑)。素直に思ったことを言うタイプだと思っていたのに、玲王に対しては正直な気持ちを伝えていないことが多い。この行間は誰も読めないと思います(笑)。ただ、TVシリーズでは天才でしかなかった凪が、人間的で、未熟な部分があるのを今回の作品で知れたのは興味深かったですし、面白かったです」うら・かずき大阪府出身。最近の出演作に、TVアニメ『カミエラビ』(ゴロー/小野護郎)『テクノロイド オーバーマインド』(コバルト)など。『ブルーロック』が初主演作となる。『劇場版ブルーロック‐EPISODE 凪‐』原作/金城宗幸漫画/三宮宏太キャラクターデザイン/ノ村優介(講談社「別冊少年マガジン」連載)監督/石川俊介構成・脚本/岸本卓ストーリー監修/金城宗幸アニメーション制作/エイトビット出演/島﨑信長、内田雄馬、興津和幸、浦和希ほか全国公開中。※『anan』2024年5月1日号より。写真・木村心保スタイリスト・宇都宮春男(YKP/島﨑さん)奥村 渉(内田さん)ホカリキュウ(浦さん)ヘア&メイク・瓜本美鈴(島﨑さん)花嶋麻希(内田さん)西田聡子(ZOSP/浦さん)取材、文・森 樹(by anan編集部)
2024年04月28日『劇場版ブルーロック –EPISODE 凪-』(4月19日公開)の完成披露“超速”上映会が17日に都内で行われ、島崎信長(※崎はたつさき)、内田雄馬、浦和希、海渡翼、Nissy、SKY-HIが登壇した。同作は、累計発行部数3000万部を突破したコミック『ブルーロック』(講談社)初の映画化作。劇場版では、天才ストライカー・凪誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”を描いている。○■島崎信長&内田雄馬、『劇場版ブルーロック』舞台挨拶に登場劇場版の主人公・凪誠士郎の声を担当した島崎は、開口一番に「はじめまして、日本! 俺が凪誠士郎の声を担当している……」と勢いよく切り出すも、途中で笑ってしまい「締まらないねぇ(笑) 声優の島崎信長で~す」と挨拶し、笑いを誘う。一方、凪の親友・御影玲王を演じた内田は「凪の面倒を見に来ました!」と役柄に沿った挨拶で、会場を盛り上げた。また、今回のイベントには主題歌「Stormy」を担当したNissyとSKY-HIがサプライズで登場。楽曲を聴いたときの感想について聞かれると、島崎は「玲王と凪の関係性というのを汲んでくださっている曲。(劇場版は)玲王と凪の2人の話なんですが、その作品にぴったりな(Nissy・SKY-HIの)2人の曲で勝手にやり合いを感じました」と話す。内田も「歌とラップで2つの個性がぶつかったときに凪と玲王を見てるようで。この2つの個性がいい渦なのか、新しい風なのか、それとも2人の間でぶつかり合う嵐なのか……。(凪と玲王)2人の青春というキラキラした部分だけじゃなく、自分らしさというのをちょっとずつ見つけたから出てきたぶつかり合い。確実に何かが起きるんだ! というのを予感させてくれるような感じがして、僕はこの曲を聞いて、この先の物語をめっちゃ見たいな! と思いました」と熱弁した。さらに、NissyとSKY-HIから主題歌に込めた思いや制作秘話を聞いた島崎・内田ら声優陣は「最高っ!」と興奮した様子で浸っていた。
2024年04月18日お知らせ:2024年3月30日信長の野望の日を記念して、人気商品『家紋Tシャツ』シリーズが特別なキャンペーンを開催いたします![家紋Tシャツ]{ }『家紋Tシャツ』シリーズは、国内の家紋Tシャツで取扱数最大の1581家紋に対応しており、ほぼ9割の方に対応しております。様々な家紋をデザインしたTシャツは、歴史と伝統を感じることができる一枚です。期間限定で、2024年3月30日から4月5日までの1週間、『家紋Tシャツ』シリーズを20%OFFでご提供いたします。この機会に、お気に入りの家紋を身に着けて、日本の歴史と誇りを感じてください。会社概要代表者:片岡正徳資本金:500万円設立2009年4月1日所在地:〒289-2148千葉県匝瑳市飯倉台28-11TEL:0479-74-8261(代表) TEL0479-74-8285(企画部直通)FAX:0479-74-8338メール: [ kataoka@taiyou-sya.com ]{mailto: kataoka@taiyou-sya.com }ウェブサイト: [ ]{ }公式インスタグラム: [ ]{ }事業内容インターネットを利用した通信販売業衣類、バッグ、雑貨等生地のプリント印刷加工、製造、OEMコンサルタント業務【記者の皆様へ、記事はリライト・転記可能です。取材も受け付けております。】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月26日女優の島崎遥香が20日、京セラドーム大阪で開催された「KANSAI COLLECTION 2024 SPRING&SUMMER」に出演した。前回の「KANSAI COLLECTION 2023 AUTUMN & WINTER」で好評だったロリータファッションのステージ。同じく「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」のショーで、MINAMI、松本ももな(高嶺のなでしこ)、Hinata、渡辺美優紀らが登場した後、島崎がラストを飾った。ほかのモデルが花柄やチェック柄など色とりどりの衣装を着用するなか、島崎は1人だけホワイトを着こなした。ところどころに大きなリボンがあしらわれ、長いレースベールが目を引くデザイン。手に持った垂れ耳のうさぎ人形の目だけが赤く輝いていた。ランウェイトップは口元で手を広げ、驚いた表情。ランウェイを去る瞬間、一瞬振り向き、キュートなほほ笑みを残した。3月30日に30歳を迎える島崎。20代最後の関コレでかわいすぎるランウェイを展開した。「KANSAI COLLECTION」(関西コレクション)は、2011年2月に大阪で誕生したファッションとエンターテインメントのイベント。26回目となる今回は、「I LOVE ENTERTAINMENT」をテーマに、ファッションショーやアーティストライブなどを展開した。撮影:蔦野裕
2024年03月22日東京・六本木のサントリー美術館で、「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」が開催されています。天下人・織田信長の13歳下の弟として生まれた織田有楽斎(うらくさい、1547-1621)。本展では、茶人としても活躍した有楽斎の人物像を名品などにより紹介。展示風景や学芸員さんのお話などレポートします!戦国を生き抜いた男!展覧会入り口※本記事の写真は、主催者の許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 325本展では、織田有楽斎とゆかりの深い寺である京都・建仁寺塔頭 正伝永源院(しょうでんえいげんいん)の寺宝を中心に、有楽斎にまつわる茶道具や手紙などの資料を展示。多彩な作品をとおして、彼の生き方に触れられる展覧会です。有楽斎は、もともと織田長益(ながます)として活躍していた武将でした。長益(有楽斎)は、信長の長男・信忠に仕えていましたが、1582年に起きた「本能寺の変」で信長は自害。さらに、信忠が二条御所で抗戦した末に自害したのにもかかわらず、長益(有楽斎)は脱出して生き延びました。これにより、人々から「逃げた男」と揶揄され、今でもそのイメージで戦国ドラマに登場することもしばしばあります。プレス内覧会に登壇された建仁寺塔頭正伝永源院第24世住職真神啓仁さんは、本展開催のきっかけについて、次のように語っています。真神さん当院は、鎌倉時代の文永年間に創建された寺でしたが、戦禍により荒廃していました。その寺の再興にあたったのが、織田有楽斎です。彼は「逃げの有楽」という不名誉なイメージがつけられていましたが、それを改めて問い直せないかと思い、本展の発案となりました。有楽斎は正伝院を再興し、晩年には現在国宝に指定されている茶室「如庵」を創設しました。茶の湯をとおして、大名や僧侶たちと交流をはかった人物でもあります。彼の想いや美意識を本展で感じていただきたいです。有楽斎がお出迎え…!《織田有楽斎座像》江戸時代17世紀正伝永源院蔵【通期展示】では、展示の見どころをピックアップしてご紹介。最初の展示室に入ると、まず目に入るのが有楽斎の生前のお姿を表した座像です。本作品について、サントリー美術館・主任学芸員の安河内幸絵さんは次のように解説。安河内さんこの像では、有楽斎が僧の姿をしていますが、実際には僧籍があったわけではありません。千利休のように、茶人の姿としてこのような格好をしていたという説もあります。この有楽斎の像は、遠くをまっすぐ見つめる視線で、人の心の中を見透かしてしまうような、本質を見極めるような目をされています。本能寺の変で焼けた…!《本能寺跡出土瓦》桃山時代16世紀京都市蔵【通期展示】第一章では、有楽斎が織田家の一員であることや、武将としての一面をうかがい知ることができる歴史資料などを見ることができます。例えば、織田信長の一代記として知られる「信長公記」では、主要な武将のひとりとして長益(有楽斎)がいたことが記されています。また、本能寺跡から出土した瓦の一部も展示されています。この出土品について、安河内さんは次のように解説。安河内さん明智光秀の謀反により、信長は49歳で亡くなります。本能寺の跡から出土した瓦は、鬼瓦や軒瓦のほか、表面が変色した瓦も含まれています。展示されている橙色の瓦は熱を受けて変色したもので、激烈な火災であったことがうかがえます。伊達政宗とも交流!展示風景より、写真手前:織田信長像江戸時代18世紀正伝永源院蔵【通期展示】第二章では、有楽斎宛ての手紙や彼自身の手紙などの資料をとおして、茶人として活躍した有楽斎の姿が紹介されています。例えば、伊達政宗から有楽斎に宛てた手紙なども展示。政宗と有楽斎は茶を通じて親交があり、如庵での茶会に招かれたという話も残されています。手紙には現代語が掲示されているものも多いので、内容を理解しながら鑑賞を楽しむことができます。有楽斎の交友について、安河内さんは次のように解説。安河内さん有楽斎は武将たちのみならず、堺や博多の有力茶人や高僧、公家などとも幅広く交友し、茶の湯をとおして親交を深めていました。茶の湯が政治のツールとして使われ、茶会が政治の中で必要不可欠なコミュニケーションとなっていた当時、茶の湯に巧みで広い交友関係をもつ有楽斎は、豊臣や徳川家をはじめ、多くの人々から頼りにされたことが想像されます。圧巻の襖絵は必見!《蓮鷺図襖》狩野山楽江戸時代17世紀正伝永源院蔵【通期展示】三階のギャラリー空間では、有楽斎が再興した正伝院の客殿を飾った《蓮鷺図襖》16面すべてを展示。圧巻の見ごたえです!つぼみのハスや咲き始めたハスの姿、咲き誇る姿、そして枯れかけた姿もあり、ハスの生命や季節のうつろいが大変美しく描かれています。第四章と第五章では、織田有楽斎が晩年に再興し終の棲家とした建仁寺正伝院ゆかりの寺宝を紹介。茶道具や織田家ゆかりの蒔絵作品などを見ることができます。有楽町の由来という説も…!ちなみに、東京の千代田区にある「有楽町」という地名は、織田有楽斎が由来という説もあります。千代田区の公式サイトによると、有楽斎は関ケ原の戦いのあと徳川方に属し、数寄屋橋御門の近くに屋敷を拝領。その屋敷跡が「有楽原」と呼ばれていたことから、明治時代に「有楽町」と名づけられたそうです。(※諸説あります)武将や茶人として戦国時代を生き抜いた織田有楽斎の展覧会は、3月24日(日)まで開催。会期中、展示替えもあります。※参考サイトInformation会期:2024年1月31日(水)~3月24日(日)※作品保護のため、会期中展示替を行います。開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※2月22日(木)、3月19日(火)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで休館日:火曜日※3月19日は20時まで開館観覧料:一般 ¥1,600、大学・高校生 ¥1,000、中学生以下無料
2024年02月18日戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』のメインビジュアルと東急歌舞伎町タワー全館とのコラボ、ゲーム「信長の野望」シリーズとのコラボが15日、明らかになった。今回のビジュアルは《須和国》の若き指導者・黄斬(片寄涼太)、国王の血を受け継ぐ幼馴染の吏希丸(瀬央ゆりあ)、《尊武国》の軍事総大将・ 玄武(RIKU)、玄武の戦いに惚れ込み鍛錬に志願刀鍛冶の家に生まれた白銀(浦川翔平)、《乃伎国》の若くして水の民を従える城主を継いだ男・ 湧水(水美舞斗)、湧水の側近である弦流(藤原樹)を中心にしたもの。豪華絢爛で極上な戦国の世界観を感じつつも『HiGH&LOW』らしさを感じる熱いビジュアルになっている。○■『HiGH&LOW THE 戦国』スペシャルコラボ決定上演に合わせて東急歌舞伎町タワーとの全館コラボも決定。第1弾としてHOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotelにて、舞台の世界観を客室でも楽しめるコラボルームの展開し、オリジナルルームキー、メッセージカード、特製スイーツ、オリジナルアメニティなども予定する。第2弾として109シネマズプレミアム新宿にてこれまでの「HiGH&LOW」シリーズの映画やLIVEを振り返ることができる上映会を実施する「ハイロー祭り!」を開催。さらに第3弾として2月9日にナイトエンターテインメント施設「ZEROTOKYO」にて「ハイローナイト」と題したクラブイベントを開催する。HiGH&LOW楽曲はもちろんのこと、「JAPANESE SUBCULTURE」をテーマに、ハイローファン以外の方々にも楽しんでいただけるプレミアムパーティーとなり、公演を終えた「HiGH&LOW THE 戦国」キャストが遊びに来る可能性も。そして、今年誕生40周年を迎えた、戦国時代の日本を題材とした歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』シリーズとのスペシャルコラボも決定。詳細は近日公開される。コラボタイトルは『信長の野望 覇道』『信長の野望 出陣』『100万人の信長の野望』『信長の野望 20XX』。【編集部MEMO】『HiGH & LOW』はこれまでドラマシリーズ5作、映画シリーズ7作が制作され、累計興行収入89億円、累計観客動員621万人を突破した、音楽・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた「総合エンタテインメントプロジェクト」。今回は戦国時代を舞台に物語が繰り広げられる。
2023年12月15日映画監督・北野武の最新作にして、自ら“本能寺の変”を策略する羽柴秀吉を飄々と演じ、明智光秀を西島秀俊、狂乱の天下人・織田信長を加瀬亮が演じる映画『首』。公開されるや否や、「世界のキタノの集大成」「こんな戦国時代劇が観たかった!」と話題騒然となっている本作の冒頭7分36秒の映像が限定公開された。名だたる戦国武将たちが「信長の跡目を継ぎ、天下を獲ってのし上がる」という正義も大義もない血まみれの争いを描いた本作は、そのタイトル「首」の題字が切り落とされるシーンから幕を開け、戦で首を取られた侍からサワガニが出てくるという衝撃的な映像で幕を開ける。冒頭映像は、その後の容赦ない血飛沫と暴力、そして登場人物たちの死を予感させる仕上がりだ。物言わぬ首なしの侍とサワガニから一転、舞台は信長(加瀬亮)に謀反を起こした荒木村重(遠藤憲一)の戦シーンに。1年半の長きに渡る戦いで信長は勝利するものの、村重は逃亡。“可愛がっていた”家臣である村重に裏切られた上に逃げられた信長は、秀吉(ビートたけし)、光秀(西島秀俊)ら家臣を集め村重の捕縛を命じ、なおかつ自分亡き後の跡目についてまで明言する。「ハゲが勝手に決めるな!このドクソたあけが!!」「働きしでー(次第)で跡目を選んだるに、俺のために死ぬ気で働け!」など、撮影時にかなり苦戦したという早口の河内弁で家臣を罵倒し、飛び蹴りを炸裂する加瀬さんの“天下人”に注目。「何をされるかわからない」恐怖ととに、「跡目」という餌をうまく使いこなし、家臣を巧みに動かす信長のカリスマ性も垣間見えるシーンにもなっている。この冒頭映像はKADOKAWA公式YouTubeとニコニコ生放送にて期間限定公開されている。◆YouTubeリンク※12月14日(木)20時~2024年1月4日(木)23時59分まで限定公開※年齢制限が設定されています◆ニコニコ生放送開場:12月15日(金)20時50分開演:12月15日(金)21時終了:12月15日(金)21時08分『首』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:首 2023年11月23日より全国にて公開ⓒ2023KADOKAWA ⓒT.N GON Co.,Ltd
2023年12月14日バラエティ番組『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の人気キャラクター『アダモちゃん』の愛称で知られていた、お笑いタレントの島崎俊郎さんが、2023年12月6日に急性心不全で亡くなりました。突然の訃報を受けて、芸能関係者などから悲しみの声が広がっています。お笑いタレントで映画監督のビートたけし(北野武)さんは、同月7日に自身のウェブサイト上で、コメントを掲載。短い文面で戸惑いや悲しみの心情をつづっていました。島崎君のことはあまりにも突然のことなので、なんと言っていいかわかりません。北野武ーより引用また、番組の共演をきっかけに意気投合した、タレントで友人のオスマン・サンコンさんや、島崎さんの事務所の後輩でもあった、タレントの中山秀征さんも、追悼の言葉を寄せています。◆1980年代の番組共演を機に親交を深めたギニア出身タレント、オスマン・サンコン(74)「大変親しくさせていただいていました。月1度はどちらかから電話を掛け合って、食事に行ったりしていたのですが、ここ三カ月ほど連絡が取れていませんでした。日本に来て50年になりますが、(今回の訃報は)いちばんの衝撃だったかもしれません」◆80年代に事務所の後輩だったタレント、中山秀征(56)「デビュー前から大変お世話になりました。ヒップアップは当時アイドル的なお笑いトリオで、カッコよく面白く音楽もできる。時代を変えてくれました。国立寮の近くの焼き鳥屋さん、中野のちゃんこ鍋屋さん、大変ご馳走になりました。全てが初めての事でしたが、優しく教えて下さいました。ヒップアップのネタの最後じゃないですが早すぎますよ、島崎さん」サンケイスポーツーより引用80年代、90年代を彩る数々の人気バラエティ番組に出演し、お茶の間にたくさんの笑顔を届けてきた、島崎さん。その功績は、番組を見ていた多くのファンや、同じ時代に芸能界で活躍し、親交を深めた人々の記憶の中でいつまでも輝き続けていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年12月08日2023年12月7日に、お笑いタレントの島崎俊郎さんが急性心不全で亡くなっていたことが分かりました。68歳でした。サンケイスポーツによると、同月6日に東京都内の自宅で倒れ、救急搬送されましたが、病院で息を引き取ったとのこと。島崎さんは、音楽バンド『クレイジーキャッツ』の付き人を経て、お笑いトリオ『ヒップアップ』のメンバーとして芸能界デビュー。1980年代には、バラエティ番組『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)で『アダモちゃん』の愛称で知られるキャラクターにふんし、人気を博してきました。『天才たけしの元気がでるテレビ』 (日本テレビ系)や『笑っていいとも』(フジテレビ)など、時代を象徴する数々の人気のバラエティ番組にも出演。訃報を受けて、人々からは「お笑いファンにとって大きな悲しみです」「とても悲しい…。どうぞ、天国も笑いでわかせてください」「『ひょうきん族』での登場がいつも楽しみでした」など、悲しみの声が続出しています。島崎俊郎さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年12月07日女優の島崎遥香が4日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールでドラマ『育業を、はじめるとき。~大事な時間の過ごし方~』のメディア向け試写会に出席。出演ドラマの撮影エピソードや、“育児と仕事の両立”などについて語った。○■ヨシモト∞ホール、相席スタートとの縁東京都は、育児が「休み」ではなく「大切な仕事」と考えるマインドチェンジを推進し、「育業」を社会全体で応援する気運醸成の一環として、吉本興業と連携して同作を制作。島崎遥香と猪塚健太が演じる夫婦を通して、「育業する中で大切なものに気づく姿」を描く。島崎は冒頭のあいさつで「まさか∞ホールに立てる日が来るとは思わなかったので光栄です! ありがとうございます!」と笑顔を見せ、「実は一度、観に来たことがあって。その時は、相席スタートさんが出られていました」と述懐。その後、今年6月に第1子を出産してママになったばかりの相席スタート・山崎ケイもゲスト登壇した。山崎は島崎の話を聞いて喜ぶも、「さっきあいさつした時、別にそんな感じじゃなかった」と納得がいかない様子。島崎が「本物だ! って思いました」と本心を伝えると、山崎もすかさず「やだ~! 私も思った、本物だ! って」と返しながら「全然塩対応じゃなかったんで。裏でもかわいかったです」と褒め、島崎は照れ笑いを浮かべる。○■演じた役と同じ気持ちに「ずっと仕事をしていたい」今回のドラマを通して、「育児と仕事の両立の大変さ」を学んだという島崎。「私自身は育児をしたことがない」と前置きしつつ、「確かに言われてみれば、職場にお子さんを連れて来ている方はなかなか見ない。このドラマを通して、そういう社会になっていったらいいなと思いました」と気づきもあったようだ。また、自身が育った家庭環境を「すごく自由にさせてもらっていました」と振り返り、「やりたいこともやらせてもらえたし、勉強しなさいとか言われたことはないです。高校も行かなくていいよ、自由に行きたければ行けばいいよと言われていました(笑)」と優しく見守る母の言葉を誇らしげに思い出す。イベント終了後の囲み取材では、「YouTubeで配信されるので、私よりも若い方とか、これから育児を始める方たちにも見ていただけると思うので、育業というものが広まっていったらいいなと思います」と若年層に向けてのメッセージも。「私はずっと仕事をしていたい。今回、役柄的にも仕事をバリバリしていく女性だったので、気持ちが役と通じ合う部分がありました」と自身の将来と役柄を重ね合わせながら、記者からの「ご家庭を持つ予定は?」の質問には「ないです!」と即答していた。この日は島崎、山崎のほか、猪塚健太、ライセンス・藤原一裕、大野瑞生、NON STYLE・石田明が登壇した。
2023年12月06日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。今更ですが、私は自分の職業をコミックエッセイストと読んでいます。自分のこれまでの経験や思い出、家族との何気ない日常に焦点を当てて、そのまま楽しかったモーメントを切り取って絵に描くこともあれば、ある出来事をきっかけに考えたことを文章に綴ることもあります。自分の人生を切り売りしてる…? と言ってしまうとアレなんですが、昔からいろんな作家さんのエッセイを好きでよく読んでいたのでこのエッセイジャンルというのが好きなのです。個人に起きたプライベートな事実をその人なりの切り口や視点で他人が読んでも面白いと思われる作品にする…って面白いですよね。もちろん夫や子どもたちに「これは書いていい?困らない?」と確認を取って許可の出た事実だけを使っているのですが…。今回は自分の人生経験を赤裸々に作品に投影して名を馳せたこの方を! 紹介したいと思います。これまで題材にしてきた文豪もですが、現代の感覚だと明治〜昭和前期の文豪たちって倫理観狂ってんな…って思うことばかりで、島崎藤村の半生も現代なら週刊誌のスクープ記事になりそうな事件ばかりなのです…!さて、島崎藤村の幼少期はやはり同時期の文豪たち同様、学業優秀で順風満帆そうに見えるのですが…。これはツラい…お父さんが発狂して獄中死国学者の父から6歳にして中国古典を教えられ、小学校入学後は国文学や西洋文学にも幅を広げ知識を深めていきました。しかしその立派なお父さんですが、明治維新後の混乱した日本の状況に正気を失い、寺院に放火未遂の罪で投獄されてしまいます…!藤村15歳の時にお父さんは獄中で狂死。これは間違いなく藤村の人生観に大きく影響を及ぼしたでしょう。自分の15歳のメンタルを思い出しても、とても耐えられるとは思えないです…。でも後年、この出来事を題材にして傑作『夜明け前』を執筆します。発表したのは57歳ということからも、父の獄中死を自分の中で消化するのにそれだけの長い時間が必要だったのかもしれませんね。ここまではゴシップというより壮絶な体験をしている藤村…これで歪まない方がおかしい、とも思いますが…20代からはいよいよ色々なことが起きてまいります!仕事が手につかないレベルの「恋煩い」を小説にしました20歳で女学校の英語教師なんてやっちゃうからー!恋しちゃうからー!!なんと生徒の佐藤輔子さんは当時21歳で先生よりも年上で婚約者もいたのだとか。どうやら恋仲…というか藤村の片思いだった可能性が高くプラトニックで終わったようですが、仕事が手につかないほどの恋の病に悩み、藤村は退職してしまいます。その上、輔子は婚約者との結婚後すぐにつわりで衰弱死してしまう、という藤村にとっては更に傷を深める不幸があったのでした。この時の想いと状況をリアルに描いたのが初の長編自伝的小説『春』。これが藤村の赤裸々執筆スタイルの始まりとなったのでしょうか。最高傑作と呼ばれる…問題作が誕生姪を妊娠させた体験を小説に!藤村にはもう一つ、週刊誌の見出しになってしまいそうなクズエピソードがあります。それが『姪っ子孕ませ事件』!!藤村は身内の不幸に苦しめられた人生で、30代ではなんと3人の娘を次々と亡くし、その後妻も亡くなります。その悲しみは計り知れませんが、妻に代わって身の回りの世話をしにきてくれた姪のこま子を妊娠させてしまうという…うわぁ…この時代だから許されてしまったのでしょうが…。現代の感覚だとそれはダメ絶対!! ですよね…。しかもこの後、関係を終わらせるためにフランスに高飛びですよ?(言い方)優雅に(かどうかはわかりませんが)『仏蘭西だより』なんて新聞連載をしながら、騒ぎが落ち着くのを待っていた…とも見えちゃいまして…身勝手感がすごい。さらにすごいのは、その後この体験をまた赤裸々に小説化しちゃうんですよ…。こま子さんも納得の上で作品化されたそうですが、これって純粋に『自然主義派』って言っていいのかな…と個人的にはモヤモヤが止まりません。のちに書かれたこま子さんの手記には「ほとんど真実を記述している。けれども叔父に都合の悪い場所は可及的に抹殺されている。」とあります。そうですか…きっとそうですよね。晩年は文壇の重鎮として落ち着いた?身近な人の不幸を多く見送り苦しんだ前半に比べ、晩年は文壇の重鎮となり『日本ペンクラブ』の初代会長になったり帝国芸術会員になったりと優雅に過ごした島崎藤村。過去に取り上げた他の文豪はやらかした上に若くして亡くなったり自ら命を絶ったりした人が多い中、若い時に現代なら大炎上間違いなしの事件を起こしても晩年は悠々自適となると、まぁなんというかいかにも明治生まれのクズ男って感じが…。「若い時の苦労が報われましたね、先生!」とは手放しで言えない自分がいます。社会問題の闇に切り込んだ作品『破戒』そんな私が学生時代に初めて読んだ島崎藤村の小説は有名な『破戒』でした。わかってはいても目を背け見えないふりをしがちな部落差別問題に正面から向き合った社会的にも意義のある作品ですが、当時の自分にはあまりに難しくてうまく読み取れませんでした。赤裸々自然主義派の藤村、ということはこれも実体験なのかな?と調べたところ彼自身のことではなかったのですが、実在の教員大江磯吉という人物が差別と戦う様子を知って生き方に共感したことがきっかけになっていたんですって。女関係のヒドい赤裸々作品を知ってしまった後だとなんとも言えない複雑な気持ちになりますが、この作品を、3人の娘を相次いで栄養失調で失いながらも断固たる決意で書き上げ社会に投げかけたのですよね。やはり才能のある人は…とにかく色々すごいのでしょう。父の狂死を30年以上経って見つめ直した『夜明け前』と合わせて、私も読後30年近く経た今『破戒』ももう一度読み返したくなりました。ぜひご一緒に秋の夜長に読んでみてくださいね。
2023年11月09日“ぱるる”として愛される島崎遥香も29歳。2016年末のAKB48卒業からは7年が経とうとしている。そして2016年といえば、連続ドラマ『ゆとりですが』(日本テレビ系)が放送された年でもある。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥で人気を博した、宮藤官九郎節炸裂の本作は話題を呼び、支持を獲得した。島崎は、岡田演じる主人公・坂間正和の妹である、その名も坂間ゆとりを演じた。翌年にはスペシャルドラマ『ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編』が放送され、こちらも好評を得たが、人気者集結ゆえにその後の続編はなかなか叶わなかった。しかし連ドラ放送から7年、待望の続編が映画になって帰ってきた。映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』(公開中)では、なんと起業するに至ったゆとり。「お芝居した瞬間に戻れました」と語る島崎が、この7年間の変化を「自分のやりたいことを叶えるための努力をできる年齢になってきた」「自分の行動に責任を持つことで、結果的に“ゆとり”が生まれた」と語った。○■かなり攻めた作品『ゆとりですがなにか』――SPドラマから6年ぶりの再集結です。私としては、現場に行ってお芝居した瞬間に戻れました。みなさん、あのまんまです。それぞれが好きなことをしていますが、本当の家族みたいで気遣いすることもなく。岡田さんも変わらないし、中田(喜子)さんも大ベテランですが、普通に他愛のない会話を一緒にしてますし、ドラマの最初の時からそんな感じでした。――劇場版でも、本作ならではの“時代”を映した内容が詰め込まれていますね。そうですね。焼き鳥屋さんが韓国料理屋さんに変わっちゃっていたりするのは、結構攻めていて好きです。現実にもありそうですし。この作品って、面白おかしくカモフラージュされてるけど、もともとかなり攻めてますよね。――「ゆとり世代」云々に関しては、島崎さん自身、言われてきましたか?ニュースとかでも言われてましたしね。完全に世代なので、ドラマが始まったときから、単純に楽しめました。今回はZ世代が出てきたりして、時代ってそういうものですけど、「面白いな」と思います。ドラマのときは、自分たちが下の世代でしたが、新しい世代が出て来て、上の世代からモノを言われるという感覚が分かってきました。――分かって来たというのは。下の世代に何か言いたくなったり?言いたくなるということはないです。ただ、「Z世代ってこういう感じなんだ」と思う時はあります。自分とはまた違う、別の世代に遭遇しているなと。たとえば、私は弟と10歳離れていますが、私たちの“ゆとり教育”世代が失敗だと言われていて、その失敗を繰り返さないように頑張っている世代なのかなというのは感じます。失敗例を見ているから、そうならないようにというか……。――そうなんですか?“さとり”と言われた世代の、さらに先の考え方みたいな。時代的にもいろんなことが進んでいってますし、英語の勉強を小学校からやったりと触れる機会も違うし、国の政策的にも変わっていっていると思うので、違いはありますよね。弟を見ていると、「私は当時、そんなこと考えてなかったな」といったことを考えていたりするので、一歩上を行っている感じがします。私はそれを見て、「頼もしいな、面白いな」と思っています。――上でも下でも、自分と違う世代と触れるのは。好きです。というか、結局は人だなと思いますけどね。どの世代であっても。○■希望に実行が伴って人生が楽しくなる――連ドラから7年ですが、この7年間といえば、島崎さんは俳優に専念していった時期でもあり、かなり濃い期間だったと思います。振り返って、どう変化したと感じていますか?年々、人生が楽しくなっています。自分が決めたことを実行できるようになってきたからかな。もともと自分の人生は自分で決断してきましたが、以前は、余裕がない中での決断だった気がするんです。でも年々、それこそ“ゆとり”が出てきた。仕事にしても実生活にしても。――それは経験を重ねたからですか?年齢もあるのかな。みなさんもそうだと思うんですけど、未成年のときって、「こうしたい」と自分で思うことがあっても叶わなかったりすることが多いですよね。まだまだ未熟だし、いろんなことが曖昧になりがちです。それが大人になるにつれて、「自分がこうするんだ」と、自分の行動に責任を持つようになる。それに伴って、叶えられるようになってきた。叶えるための努力をできる年齢になってきたのかなと思います。――そうした努力を、周りも認めてくれる年齢になってきた?認められなかったとしても、「自分はこうするんだ」という気持ちがあればいいと思います。――その強さはどこから?根本的に頑固なので(笑)○■責任を持つことによって“ゆとり”が生まれた――それはやはり島崎さんの長所でしょうか。いえ、短所だと思います。短所だけど、長所にしたいです。というか、短所だと思っていたけれど、長所になってきたかなと。そんな感覚ですね。自分自身を知って、長所にできるようになってきたのかもしれない。今まで人任せなことも多くて、自分に返ってこないことも多かったのが、責任を持つことによって、自分に返ってくるようになったんです。――自分に返ってくるのを、ちゃんと受け止めるように。しています。そのことによって、逆に“ゆとり”が、余裕が生まれた気がします。以前は、考える時間もなかったし、反発心の塊だったんですけどね(笑)。でも、そういう時期があったのは良かったと思います。そこから、一度受け止めてみたことによって、“ゆとり”を持てるようになってきたと思います。○■ウソをついてしまったら、自分じゃなくなってしまう――今後も持ち続けたいことはなんですか。昔からブレていないのは、ウソをつかないことです。自分自身にも人にも。そこが短所にもなりがちなんでけど(苦笑)。でも、ウソをついてしまったら、自分じゃなくなってしまうと思うので、そこだけは頑固に、今後も貫いていきます。――ありがとうございます。最後に、公開にあわせてひと言お願いします。完成した映画を観て、「次またやりたい」と思いました。そう思える作品に、最初から出会えていることがすごく光栄で、ありがたいですし、恵まれたことだったんだなと実感しています。それくらい好きな作品ですし、こうやってスペシャルから6年経ってもまだ作品のファンの方たちが支持してくれているというのは、本当にありがたいことです。愛されているなと感じています。■島崎遥香1994年3月30日生まれ。埼玉県出身。2009年にアイドルグループAKB48に加入し、“ぱるる”の愛称で人気を博す。テレビドラマ『私立バカレア高校』(12)で初主演。2016年にAKB48を卒業し、その後は俳優として活躍し評価も高い。主な出演作に映画『劇場霊』(15)、『翔んで埼玉』(19)、『さかなのこ』(22)、『凪の島』(22)、ドラマ『ゆとりですがなにか』(16)、連続テレビ小説『ひよっこ』(17)、『ハレ婚』(22)、『私のシてくれないフェロモン彼氏』(22)などがある。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2023年10月14日映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』の完成披露舞台挨拶が19日に都内で行われ、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、島崎遥香、木南晴夏、吉原光夫、吉田鋼太郎、水田伸生監督が登場した。同作は日本テレビ系列で2016年4月期に放送された連続ドラマの映画化作。「ゆとり世代」と社会に括られたアラサー男子3人の物語が、夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も契約打ち切り寸前の正和(岡田将生)、いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路(松坂桃李)、事業に失敗し、中国から帰ってきたフリーター・まりぶ(柳楽優弥)の前に「Z世代」「働き方改革」「テレワーク」「多様性」「グローバル化」といった新時代の波が押し寄せる。○AKB48時代によく使っていた会場に凱旋した島崎遥香島崎はシースルーのピンクレースドレスで登場し、レッドカーペットでファンに手を振る。会場について「TOKYO DOME CITY HALLはAKB(48)のライブでよく来ていた場所なので、またこうやって戻って来れたというか。自分的にはホームみたいな感覚で、ここにまた立てたのがとても嬉しいですし、連続ドラマからスペシャルドラマをやって、今日こうして初めて『ゆとりですがなにか』のファンの皆さんにお会いできたのがとっても嬉しいです」と挨拶をした。また、撮影中の話を聞かれると「変わらない家族があって、セットも7年前のが残っていて、ドラマの時に来てたパジャマをそのまま着てます」と明かす。「岡田さんとはドラマもやってスペシャルドラマもやってきて、私のお兄ちゃんをずっとやってきてくれてたと思ってたんですけど、 映画の撮影の時に『肌白いね』と言われて、『えっ、今更!?』と思って、ちょっとびっくりしました」とチクリ。岡田は「いや、また一段と白くなってですね」とタジタジになりつつ「ちょっと助けてもらっていいですか?」とヘルプを求めると、松坂から「岡田も白いよ」と助け舟が来たため、岡田は「その助けじゃない!」とつっこんでいた。
2023年09月19日女優の島崎遥香が6日、京セラドーム大阪で開催された「KANSAI COLLECTION 2023 AUTUMN & WINTER」に出演した。「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」のステージに登場した島崎は、ロリータファッションに身を包んだ。手にはぬいぐるみとホワイトの傘、随所にリボンとレースがほどこされたふわふわシルエットのドレスで背中には大きなリボン。髪型はツーサイドアップで、エンチャンティングな雰囲気をまとっていた。「KANSAI COLLECTION」(関西コレクション)は、2011年2月に大阪で誕生したファッションとエンターテインメントのイベント。25回目となる今回は、「自分スタイルで進もう」をテーマとし、自分のスタイルを楽しみ、また自分以外のスタイルも受け入れる、認め合う文化を発信する。撮影:加藤千雅
2023年08月06日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が、ラジオ関西の『ラジドラ☆パラダイス』内で放送予定の異世界ファンタジー作品 『悪役令嬢は織田信長に憑依される』の声優選出オーディションイベント「ラジオ関西ボイスドラマ『悪役令嬢は織 田信長に憑依される』声優オーディション」を、31日より開催している。『悪役令嬢は織田信長に憑依される』は、大人気漫画『パリピ孔明』の原作者が贈る異世界ファンタジー作品。漫画やラノベを原作にしたラジオドラマを放送するラジオ関西『ラジドラ☆パラダイス』にて、ボイスドラマとして放送されることに際し、「17LIVE」で声優オーディションイベントの開催が決定した。同オーディションは、「17LIVE」で活動中もしくは活動予定で、イベント終了日までに18歳以上であれば、誰でも参加が可能。上位に入賞したライバーの中から、見事最終オーディションで選ばれた2名は、今年8月下旬以降に放送されるラジオドラマ『悪役令嬢は織田信長に憑依される』に、グランプリ受賞者は本ストーリーのヒロインキャラクター、準グランプリ受賞者はサブキャラクターの声優として出演することができる。なお、同イベントの開催期間は、7月31日15時から8月14日23時59分まで。
2023年07月31日「7月23日に放送されたNHK大河ドラマ『どうする家康』で、岡田さん演じる織田信長が、本能寺で自害しました。徳川家康(松本潤)の乗り越えるべき“壁”である信長を演じきった岡田さんを絶賛する声が、SNS上で多数あがりました」(テレビ局関係者)『どうする家康』で信長を好演した岡田准一(42)。7月16日には信長が拠点とした安土城址がある滋賀県近江八幡市で、『どうする家康』のトークショーに登壇し、役作りについて語っていた。「家康にとって信長は兄のようで、師匠のようで、壁でもある。さらに『この人は急ぎすぎて(天下取りは)無理だった』と感じさせなきゃいけないので、すごく圧を出すことを注意してやっていました」1月15日に放送された『どうする家康』第2回『兎と狼』で、幼少期の家康を『兎のようだ』といい、相撲をとっては一方的に投げ飛ばし、威圧感を発揮していた岡田。以降もブレずに家康と対照的な狼・信長を演じ続けてきた秘訣とはーー。「格闘技の師範資格を持つ岡田さんは、毎朝サンドバッグ打ち100発などのトレーニングをしているそうです。“アクション俳優もアスリートと一緒で、常に練習していないと現場で力が出せない”という考えからだとか。こうした努力が“信長の怖さ”を生み出しているのでしょう」(芸能関係者)前出のトークショーでは、滋賀のイメージを「ジビエの有名なお店もある」と言い、「1年に1回はプライベートでも旅行で訪れる」と話していた岡田。訪れているジビエ料理店とはーー。前出のテレビ局関係者が明かす。「グルメな有名人たちがこぞって足を運ぶ名店です。県内の山奥にあり、猪や鹿などのジビエ料理を食べられます。なかでも冬の期間限定で出される数万円のコース料理の熊鍋が評判だとか。猟師が獲ったツキノワグマを味わうことができます。薄くスライスした熊のお肉を、お醬油をベースに蜂蜜で甘さが感じられるようにしたおだしでしゃぶしゃぶにして食べます。どんな食通も舌鼓を打つ絶品だとか」“最強&最怖”にこだわる岡田。これが功を奏したようで、’23年1月8日に「シネマトゥデイ」で配信されたインタビューで、松本潤(39)は、岡田のことを「怖いですね」といい、「一生頭が上がらない存在という意味では、劇中の信長と家康の関係に似ていると思います」と明かしていた。熊の力を借りて、“狼の信長”が生まれていた!?
2023年07月26日株式会社コーエーテクモゲームスは、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズ40周年記念作品『信長の野望・新生 with パワーアップキット』(7月20日(木)発売予定)につきまして、7月19日(水)に発売直前公式生放送の配信を決定いたしました。公式生放送配信決定番組ページURL: 番組では、「信長の野望」シリーズのファンでもあるポルノグラフィティの新藤晴一さんをゲストにお迎えし、実機プレイや最新情報の公開、プレゼントキャンペーンなど、盛りだくさんの内容でお送りいたします。■番組概要番組名 :信長の野望・新生 with パワーアップキット 発売直前公式生放送放送日時:2023年7月19日(水) 20:00~出演者 :MC 吉崎智宏(フリーアナウンサー)※敬称略 ゲスト 新藤晴一(ポルノグラフィティ)劉迪(開発プロデューサー兼ディレクター)・番組ページYouTube Live: Twitter Live: ■ゲストプロフィール新藤晴一(ポルノグラフィティ)1974年広島県出身。岡野昭仁(Vo)とともに、ポルノグラフィティにて、99年にシングル「アポロ」でメジャーデビュー。その後も、「サウダージ」「アゲハ蝶」「オー!リバル」などヒット曲を連発。23年5月31日には広島サミット応援ソング「アビが鳴く」を配信リリース。プロデュース・原案・作詞・作曲をつとめる新藤晴一初のミュージカル作品a new musical「ヴァグラント」が8月明治座、9月新歌舞伎座にて上演予定。ポルノグラフィティ公式サイト: 新藤晴一公式Twitter : ■『信長の野望・新生 with パワーアップキット』製品概要タイトル名 : 信長の野望・新生 with パワーアップキットジャンル : 歴史シミュレーションゲーム発売予定日 : 2023年7月20日(木)対応機種 : Windows(R)(Steam(R))/PlayStation(R)4/Nintendo Switch(TM)希望小売価格(予価): 信長の野望・新生 with パワーアップキット…11,880円(税込)信長の野望・新生 パワーアップキット…6,380円(税込)公式サイト : 公式Twitter : 権利表記 : (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。※記載されている内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更する場合がございます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月13日『朗読活劇 信長を殺した男 2023』の公開ゲネプロが26日、27日に東京芸術劇場 シアターウエストにて行われた。原作は明智憲三郎×藤堂裕による売上総数200万部以上のヒットコミック『信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~』。明智光秀の新たなる実像を描いた作品として話題を呼んでおり、現在までに本編8巻+外伝の全9冊が発売されている。朗読活劇としては2021年に神田明神ホールにて初演が上演され、今回新たな出演者により上演。脚本は岡本貴也&江頭美智留が、演出は岡本貴也が務め、“チーム桔梗”では明智光秀を相葉裕樹、織田信長ほかを立花裕大、豊臣秀吉ほかを安井一真、徳川家康ほかを加藤良輔、煕子/玉(ガラシャ)を小宮有紗が演じる。また“チーム木瓜”では明智光秀を陳内将、織田信長ほかを健人、豊臣秀吉ほかを吉高志音、徳川家康ほかを葉山昴、煕子/玉(ガラシャ)を黒沢ともよが演じ、三味線の山影匡瑠は両チーム共通出演となる。上演は東京芸術劇場 シアターウエストにて4月27日~4月30日。
2023年04月28日新開場十周年を迎える歌舞伎座の5月公演「團菊祭五月大歌舞伎」昼の部、「十二世市川團十郎十年祭」と銘打ち上演される『若き日の信長』に出演する市川團十郎が4月13日、都内で会見を行った。織田信長の青年時代の孤独や苦悩にスポットを当て、作家の大佛次郎氏が、團十郎の祖父 十一世團十郎のために書き下ろし、52年に初演。当代の團十郎に受け継がれ、成田屋が大切にしてきた作品が、父・十二世團十郎の追善として上演される。襲名後初めて織田上総之介信長を勤める團十郎は、「祖父の代表作であり、父から教わった作品でもあるので、十年祭にふさわしいのではないかということで上演させていただくことになりました。幼い頃から、親近感もある」と強い思い入れ。「祖父や父の時代には、早過ぎた作品とも言えて、考えが深まった今の人にこそ理解される作品だと思う」と令和の時代に上演する意義を強調した。また、信長像については「うつけもの、野武士と散々な言われようだったが、それは周りの人間が自分の物差しでしか測れなかったから」と分析。「大成する前というのは何かやろうとすると『やめておけよ』『うまくいかないよ』と言う人たちが多いけれど、そういう環境でも進んでいくのが、信長の魅力」と熱弁した。父・十二世團十郎への思いを問われると、「最近、しょっちゅう思い出します」と明かし、「『勧進帳』の弁慶を習った時のことや、『助六由縁江戸桜』のことも。21、22歳当時の自分には『ここはこうだよ』と言われても、理解できなかったこともあったが、今45歳になって、こういうことを言っていたのかとシンクロしています」と胸中を明かした。NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』など、映像作品でも信長を演じた経験があり、「時代とともに常に変化する信長は、やはり稀有な存在」。最近では、映画『レジェンド&バタフライ』の木村拓哉をはじめ、反町隆史、染谷将太、岡田准一らも信長役に挑んでおり、「皆さん、自分の信長を追うんだなと思います。信長って“これ”というイメージはなくて、演じる俳優が望む信長になれる可能性がある人物」と、演者の視点からもその魅力を語った。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」2023年5月2日(火)初日~5月27日(土)千秋楽休演・10日(水)、17日(水)会場:東京・歌舞伎座チケットは4月14日(金)10:00より一般発売:
2023年04月13日舞台『信長未満-転生光秀が倒せない-』の公開ゲネプロが22日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて行われ、室龍太、世古口凌、高崎翔太、田淵累生、瀬戸啓太 、上野勇希、高橋怜也、平野良が取材に応じた。同作は橋元大河による同名コミックの実写化作。織田信長(室)、森蘭丸、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、柴田勝家、堀久太郎が、20代の6人兄弟として現代の日本に転生し、明智光秀との戦いに負けるたびに転生を繰り返す。tvk(テレビ神奈川)にて連続ドラマとして放送され、今回舞台化された。藤井路人では、世界的音楽プロデューサーASHIKAGAのアイドルオーディションに応募した信長が明智勝負する姿を描き、ほか日向野祥、上仁樹、村上幸平、加藤良輔、田中稔彦、カラム、太田将熙、TAKA(CUBERS)、 西川俊介、秋沢健太朗、奥谷知弘、植田慎一郎、田中晃平、星璃、大見洋太、横山賀三、青柳尊哉、細貝圭、さらに辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)が映像特別出演する。ドラマでは信長を辰巳が演じており、室は「ドラマでは僕の先輩である、ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大くんがやっていたんですけど、また違った信長ができたらいいなと思いますし、辰巳くんを失投させられたらという感じです」と意欲を燃やす。1人スーツの平野は「囲み取材でこの色合いだったらだいたい演出家」と自分でツッコミつつ、「役者人生4度目の光秀。正気か? と言いたくなる光秀なので。光秀なのなのか? と思ってますし、ドラマ版からどんな感じになるのかなと思って稽古してたら原型がなくなるくらいで、人格はございません、概念になりました、明智光秀は」と笑わせる。出演者も増え「アイドルバトルの部分も、大いに盛り上がって一緒に作品が作れたらいいなと思っております」と意気込んだ。舞台版から出演することについて、室は「戸惑いめちゃくちゃありましたよ。完成されてるところにいくわけですから」と苦笑。「あたたかく迎え入れていただいて。本読みの時はせこちゃん(世古口)が最初に話しかけてくれて、他の兄弟とは一言もしゃべってない。でも今ではみんな仲良くさせていただいています」と明かす。ドラマ版については「影響されないために見ていないんですよね、あえてどこをどう変えてとかなくて、あんまり見ないようにして臨んだので、自分の思う感じでやりました」と語った。室の印象について聞かれると、キャスト陣は「“あんちゃん”。みんなを『わー!』とかき乱してくれる信長」(世古口)、「かわいい。キュートな信長を演じてらっしゃるなと思います」(高崎)、「支えたくなるような信長。母性本能がくすぐられるような」(田淵)、「ドラマの方を兄貴と例えるなら、(室は)お兄ちゃんという感じ。くっつきたくなる」(瀬戸)、「いい意味でエネルギーみたいなものが、辰巳さんも室さんも高い。違いよりエネルギーが近いと思ってるので、頼ってる」(上野)とそれぞれ表す。室から「オチやぞ」と脅された高橋は「あんちゃんで、かわいくて、母性本能くすぐられて、支えたくなる感じで、キュートで、エネルギーが辰巳さんと似てる」と羅列し、室は「全部まとめただけ!」とツッコミ。高橋は改めて「辰巳さんの信長と似てるのは、室さん自身が属性的に太陽ぽい。パーッと明るくしてくれる信長ぽさを感じるけど、役作り的には全く違う。室さんにしかできない信長だと感じます」とコメントし直す。平野は室について「アルデンテっぽい。柔らかそうに見えて芯は感じるというか。あと踊りのシーンがあるんですけど、やっぱり本職なのかな。どうやったって、うまさがにじみ出ちゃう。かっこいい、色気がある。抜いてるように見えてめちゃくちゃうまいから、注目して見ていただきたいです」と絶賛していた。公演はKAAT神奈川芸術劇場 ホールにて3月23日〜26日。
2023年03月22日2012年に活動を開始、昨年8月には10周年記念イベントも開催したBSP(ブルーシャトルプロデュース)。最新作『織田信長』で2月24日(金)の初日に先立って、公開ゲネプロと囲み取材が行われた。本作はキャスト陣も「BSPらしい」と語る演出の数々が散りばめられ、これまで観てきたファンにとっては思い入れも深い、初めてBSPにふれる観客にとっては新鮮、そんな舞台となっている。天正10(1582)年、6月。本能寺で織田信長は命を落とした。「本能寺の変」として知られるこの時が訪れるまでの間に、何があったのか。彼に仕える豊臣秀吉・明智光秀、同盟者・徳川家康、小姓・森蘭丸ら、信長と彼を取り巻く人々の思いをのせて、月明かりの下で幻の蝶が舞う……。舞台セットはなく障子のみ、それを自在に動かして時間も場所も表現していく。映像投影で月は姿を変え蝶が飛び交い、日付や場所、歌詞もテンポよく映し出される。そして照明が俳優の姿を際立たせる。演劇ならではの手法が快い。本能寺での幕開けから時を遡り、信長は息子たちと共に鷹狩をし、妹・お市を慈しむ。今川との戦いを前にして、妻・帰蝶の前でうろたえる。元はおおらかで優しく、時には気弱だった信長が、数々の戦いを経て「魔王」と呼ばれる男へと変貌していくのだ。キャストはみな、各々の役割を的確に果たし好演。その中でも特に印象に残ったのは、やはり信長の松田岳だ。信長のさまざまな表情を見事に表現し、立ち姿の良さはもちろん、ダイナミックな立ち回りやいきいきとした歌に踊り、さらにはアドリブも繰り出すなど、自身のポテンシャルを十二分に活かした大きな存在感で、観る者を魅了する。また秀吉の田中尚輝も、目を奪う敏捷な動きと共に、あっけらかんとした態度の一方しばしば暗い感情をにじませる振り幅の広さが素晴らしい。本多忠勝はおなじみの「蜻蛉切」を振るい、信長も「三日月」を手にする、刀剣に関心のある者の心をくすぐるポイントも心憎い。そして、この舞台は明確な1本のストーリーを描き出しているわけではない。信長にまつわる情景が、時間も場所も行き来しながら描写されていく。ひとつひとつのエピソードを組み合わせて「信長」というパズルを作り上げていくかのようで、興味深い。このパズルを完成させる最後のピースは観客自身だ。一人ひとりの心模様次第でできあがる絵柄を、じっくり味わえることだろう。取材・文:金井まゆみ
2023年02月28日「King & Prince」の永瀬廉主演ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」Blu-ray&DVD BOXの特典内容が発表、PVも公開された。本作は、「LIAR GAME」「ONE OUTS」の甲斐谷忍による「新・信長公記~ノブナガくんと私~」のドラマ化。戦国武将のクローン高校生たちが大集結した学校を舞台に、学園のてっぺんを目指して大暴れする学園天下獲りエンターテインメント。永瀬さんが織田信長を演じているほか、豊臣秀吉役で西畑大吾(なにわ男子)、武田信玄役で満島真之介、黒田官兵衛役で濱田岳、上杉謙信役で犬飼貴丈が出演している。そして今回リリースされるBlu-ray&DVD BOXの特典映像には、「キャストコメント集」、「制作発表会見」、撮影の裏側に迫る「メイキング映像」などが収録。また、封入特典としてビジュアルブック(24ページ)が付いてくる。公開されたPVでは、特典映像の一部も見られる。「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」Blu-ray&DVD BOXは4月5日(水)リリース。レンタル全5巻同時リリース。(cinemacafe.net)
2023年02月18日大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)第1話の終盤近くで、岡田准一(42)演じる織田信長がつぶやいた「俺の白うさぎ」。強烈な印象を残すセリフはTwitterの世界トレンド1位になるほど。そんな、家康じゃなくてもドキッとしてしまう序盤の岡田・信長のドS語録を振り返ります!【第1話】「待ってろよ俺の白うさぎ」桶狭間の戦いが終わり、信長が城へ向かう途中で衝撃の「白うさぎ」発言。強いインパクトを残した「俺の白うさぎ」はTwitterで世界トレンド1位を獲得した。【第2話】「俺のおもちゃじゃ」信長の父・信秀(藤岡弘、)の命令により、元康が首をはねられそうになると、信長があらわれ元康を生かしておくよう進言。そしてこのパワーワード。【第3話】「食ってやろうか」12年前に元康(家康、松本潤)が織田勢に捕らえられたときの一言。見るからに迫力あるカリスマ信長に耳元でこう脅された元康は震え上がるしかなかった……。【第4話】「いまだ白うさぎか?」家康との再会で突然のビンタ、いきなりの顎クイからの至近距離で「白うさぎ」、そして最後に肩ポンポンポン。怒濤の展開に情緒が乱される人多数!
2023年02月11日「岡田さんは、木村さんの映画の公開が、自身が出演する大河ドラマの放送と同じタイミングになることに驚いていたそうです。なにせ同じ信長役ですからね」こう語るのはドラマ関係者。1月27日、木村拓哉(50)が織田信長役で主演を務めた映画『レジェンド&バタフライ』が公開。これに先がけ、木村は’22年11月に岐阜県で行われた「ぎふ信長まつり」のパレードに参加。“木村信長”の姿を一目見ようと、定員を大きく超える96万通余りの応募があったことも話題となった。いっぽう、NHKでは大河ドラマ『どうする家康』が放送中。岡田准一(42)が織田信長を演じ、徳川家康(松本潤・39)を「俺の白兎」「俺のおもちゃ」などと独特に表現し、登場するたびにツイッターのトレンド上位に入るなど、こちらも注目を浴びている。ジャニーズの先輩と後輩が奇しくも同時期に信長を演じたわけだが、「信長といえば天下統一への足掛かりを作った人物で、“カリスマ”的なイメージを持つ特別な存在。映画は“妻・濃姫とともに生きる信長”、大河は“家康から見た信長”と、描かれ方は異なりますが、どちらも脚本は『コンフィデンスマンJP』などで知られる人気脚本家・古沢良太さんが担当しています。これまで何度も時代劇に出演してきた木村さんと岡田さんがどのように信長を表現したのか、注目が集まっています。まるで“信長バトル”のようです」(映画関係者)双方の信長役への熱意は並々ならぬもののようだ。木村は昨年6月に行われた映画の記者会見で信長について、次のように語っている。「信長には引かれる部分が多く、演じられるのはすごく名誉なこと」本誌は’21年12月、滋賀県・彦根城周辺で映画の撮影に臨む木村の姿を目撃しているが、「撮影の合間、木村さんは共演者やスタッフに冗談を言うなど、楽しい空気を作っていましたが、本番が始まると一変。殺気立った雰囲気で、まさに“信長がそこにいる”と感じるほど、圧倒的な存在感でした」(前出・映画関係者)岡田も気合十分で、「“これまでにない信長になる!”と意気込んでいました。信長の衣装を身に着けると威圧感が凄まじく、現場も緊張感に包まれ、セリフが飛んでしまう共演者が出るほどです」(NHK関係者)初の信長役に挑んでいる岡田のいっぽうで、木村が信長を演じるのは2度目。「25年前に木村さんは単発ドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(TBS系)に信長役で主演しました。木村さんにとって時代劇初挑戦だっただけに、信長への思い入れは強いのではないでしょうか。木村さんは今回の映画で、事前に役作りをするというよりは、現場で共演者やスタッフと相談しながら信長を作り上げていました。“カリスマでありながら人間らしい信長にしたい”という思いからだそうです」(前出・映画関係者)木村は信長の魅力について、「本当だったら伝統だったり文化だったりが重んじられるところを、『いや、ダサいものはダサい』と言える。ある意味、パンクだと思う」(「ぴあ」1月23日配信)と語っているが、「信長を“パンク”と表現するなんて、独特ですよね。木村さんにとって信長はロックスターのような存在なのかもしれません」(前出・映画関係者)岡田はそもそもが“歴史オタク”としても知られている。「岡田さんは小学2年生のころに『聖徳太子が10人の話を同時に聞いた』という逸話を知って以来の歴史好き。歴史上の重要人物である信長はいつかは演じてみたい役柄だったとか。大河ドラマ『軍師官兵衛』(’14年)では主演を務めましたが、信長も官兵衛を重用していたといわれています。官兵衛にとってのキーパーソンをまた別の大河ドラマで演じるのは、感慨深いものがあったでしょう」(前出・NHK関係者)信長と岡田には共通点があると、前出のドラマ関係者は力強く語る。「信長は無類の日本刀好きとして知られ、500振り以上の刀を持っていたそうですが、岡田さんも実は刀好き。主演・土方歳三を演じた映画『燃えよ剣』(’21年)では、共演者に殺陣の指導もしていました。また信長は茶の湯を愛していたとも伝えられていますが、岡田さんは茶道にも詳しいのです。茶道を通して、“和敬清寂”という、主人と客が互いを敬う心を学びたいと話していました。これだけ信長と似通った部分があるなんて、演じるのにぴったりですよね」木村も、信長には不思議な縁を感じているという。「織田家の家紋は織田木瓜と呼ばれるものですが、木村さんは幼少期に時代劇を見て、木村家の家紋と同じだと知ったそうなのです。また、今回の映画の撮影中に木村さんは49歳になりましたが、信長が本能寺の変で自害したのも、数えで49歳のときのことでした。こうした偶然に、木村さんは信長に親近感を抱いていたそうです。木村さんの信長愛に影響され、周囲のスタッフも“信長さん”と、敬称付きで呼ぶようになりました」(前出・映画関係者)演じる役との共通点があると、そのぶん役への愛情も深まる。木村と岡田も、演じるなかで織田信長への“ラブ”は膨らむばかりだっただろう。それぞれの信長像で天下をつかむ!
2023年02月02日