「青春ブタ野郎」シリーズ高校生編完結 石川界人、瀬戸麻沙美、久保ユリカに聞く舞台裏「テストのときから涙があふれていました」
でもテレビアニメシリーズでは、家族でない他人と向き合うことが多くて、最後の方で妹である花楓という、より近い関係性の他人と向き合うことになったのでやっぱり演じ方は変わってくるんです。いわゆる同級生、先輩、後輩、あとは恋人とも違う。家族としての距離感が主に描かれていたので、おでかけシスターのときからはわりと演じ方が変わってきてるのかな、と思っていました。
今回の「ランドセルガール」もまた家族の中でも社会があって、関係性が変わっていって。もちろん花楓の兄であることは変わらないんですけど、今回はお父さんとお母さんが出てくる。その中で、視聴者さんは今まであまり見てこなかった息子という属性が咲太に加わるので、その感情の発露の仕方を、改めて今作では意識してやってみたところではあります。
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(C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project
――その変化は、ご自身の中ではすぐに作れるものなんですか。
石川そうですね、あまり気負うことなくできました。
自分もそうですけど、同性の親と話すのって、高校生ぐらいの年頃だと嫌いでもないし好きでもないし、なんだか気まずいと言うか。そういうメンタリティだと思うんです。