シド『承認欲求』インタビュー 「16年の色濃い歴史を乗せて、新しい扉を開く」
明希さんはいかがですか? ライブに対する今の原動力について。
明希俺は変わらないですね。やりたいことが変わらないから。音楽が好きなので。バンドをやりたい、ライブをしたいっていうのが、バンドやろうって決めた16〜17歳の初期衝動からずっと変わらない。
——音楽が嫌になったことは?
明希嫌になったっていうか、疲れたことはもちろんたくさんあるけど。そうですね、ないかな嫌になったっていうのは。音楽自体はね。
——こんなたくさんのライブ本数をずっとやり続けるって想像できないくらいすごいことだなぁと思っているんですが。体力的にも、精神的にも。
明希あんまり苦じゃないんですよね。体力的に疲れたりとか、精神的に疲れたりっていうのは多分あったんでしょうけど、それで全部崩れちゃったっていうのはまだなくて、幸い。自分としては学生の頃にバンドやって、軽音部で授業終わった後に部活の時間があるじゃないですか。あの感じがまだ終わってないっていう感じなんですよね、変な言い方かもしれないですけど。そういうイメージでずーっと音楽をやれてるから、ライブへの、音楽への欲求がずっとあるから、バンドって楽しいなってずっと思ってきたので、それが原動力ですかね。