シド『承認欲求』インタビュー 「16年の色濃い歴史を乗せて、新しい扉を開く」
っていう感じじゃなくて。やりたくてやっている感じがすごく良いですね。
——すごく良いサイクルなんですね。
マオそうなんですよ、だからこういう歌詞も生まれたと思うし。
——だからこんな優しい雰囲気のアルバムになったんですね。
声ではない、音みたいなエネルギーを感じた瞬間、満たされた
——ライブのお話を伺いたいんですけど、シドの魅力ってやっぱりライブだなって思っていて。今年もすごく精力的にライブをされてきていて、次は9月からホールツアーですね。今の皆さんのライブへの原動力っていうのは何ですか? ずっと変わらないものからきている?
マオめちゃめちゃ変わっていると思います。
最初は正直、お客さんが増えるっていうところ、だけとまでは言わないですけど、そこを本当に4人とも目指してやってきたんで。ある時、突然変わってきたというか。それぞれ変わった場所は違うと思うんですけど、今はそこじゃないところに行き着いている感じがしますね。
——マオさんにとっての”ある時”というのは?
マオバンドを始めたきっかけが「人に知られたい」「人気になりたい」「モテたい」とかっていう、本当に言ってしまえばちょっと不純な欲求だけで始めているんで。