永瀬廉・坂東龍汰・前田拳太郎が作り上げた“3人だからこその空気感”「もっと一緒にいたかった」
前田そうすると感情的なシーンは台本をめくる音が入ったり。ちょっと足を踏み直したりするのも怖かったです。そういうところは、普段のお芝居と違って難しかったです。
坂東結構、怒られてたもんね。
永瀬いや、あなたもだよ。
坂東フフッ(笑)。
永瀬走っているシーンがあるんですけど、実際にこの人もその場で走るから、足音も全部入っていたんですよ。やっぱり、劇中で秋たちが走っているシーンは、僕らも息切れの演技をしているからしんどいんです。
けど、この人(坂東)の足音のせいで全部やり直しになりました。前田ヘッドフォンをしていても、生の足音が聞こえてきましたもんね。
永瀬うるさいな、と思いながら。
坂東廉は気合入りすぎて、すぐ前に出ちゃう。マイクに突撃しちゃって、15回ぐらいリテイクしていました。
永瀬そんなにしてない。
坂東ちょっと盛りました(笑)。
永瀬ちょっとどころじゃないから!(笑)
レコーディングの癖で、あのマイクってほぼキスしているぐらい近いから、その名残で、もう唇をつけたくなるんです。
――そうすると音が入ってしまうってことなんですよね。
永瀬近すぎて声が少し変な感じに録れてしまうのかな、というところはあります。