永瀬廉・坂東龍汰・前田拳太郎が作り上げた“3人だからこその空気感”「もっと一緒にいたかった」
――坂東さんいかがでしたか、声だけの演技というのは。
坂東まず、台本が普段読んでいる台本とは違って、特徴的なんですよね。初めて見たんですけど、自分のセリフがどこにあるのかが分からなくなっちゃって。廉は2回目だから見慣れてるんだろうけど。
前田毎回、同じところにセリフが書いてあるわけじゃないですもんね。
坂東「んっ」とか「はっ」とか体の動きに合わせて小さい声が途中に入ってくることがあるんですけど、それが誰の声なのか分からないという。あと細かいリアクションを忘れたり。大体1ページから2ページぐらい一気に録っていくんですけど、そのスピード感についていくのが難しかったですね。
永瀬普通の台本って多分、縦書きの台本で、役名があってその下にセリフがあるけど声優の台本って上下にセリフがあったりするんで、下の方のセリフがあるのに気付かなかったり、ということもあった。
坂東特に今回は同時に3人が喋るシーンもあったし、モノローグの部分のセリフはトーンがまた少し違うんですよね。そこも一気に録るとなるとこんがらがることもあって。
前田順番が分からなくなることがあるんですよね。
坂東そうそう。
3人だからこそ作り出せた作品の空気感
――今回ご自身が演じられた役以外のお二方の役の魅力は、どういったところで感じていらっしゃいますか。