2021年6月11日 18:00
結成30周年の軌跡を描いたL’Arc~en~Cielが、さらに先のミライを約束「合唱は次回のお楽しみに」
さらに、公演後の日づけが変わった31日、新曲が配信リリース。SNSでの連動企画が実施されるなど、30周年への意気込みは各所に見られている。絵空事でもなく、音楽は不要不急ではない。
唯一無二の感性で時代をリードして来たL’Arc〜en〜Cielが、まだ一介のインディーズバンドであった遡ること30年前――。結成当初1991年5月30日のファーストライヴから数えてちょうど“30歳の誕生日”にあたる公演2日目の記念すべきライヴの模様を、ここでは徹底レポートしたい。
メンバーが選曲したプレイリストが流れる場内に、開演までの間、SNSを通じて全世界から寄せられたファンのお祝いの言葉がLEDビジョンに映し出されていた。ぬかりない演出が憎い。ここに詰めかけた1万人だけでなく、会場に来られなかった人々の想いと一緒に、この日のライヴはスタートしたのだ。
「世界中に虹が掛かりますように」と投稿されたメッセージは、遠く離れていても心で繋がっていることを思い出させてくれた。
暗転と共にインディーズ時代のライヴ映像から「虹」のミュージッククリップ、計65万人を動員した『1999 GRAND CROSS TOUR』のライヴ映像まで、30年を辿るライヴのオープニングにふさわしいドキュメント映像がビジョンに流れ、hyde(Vo)