2021年10月8日 18:30
TETSUYA『STEALTH』インタビュー 10年ぶりのソロ・アルバムで魅せた“影”が照らす光
戦争したら多くの人が死ぬ、そう分かっていてもやっぱり戦争になるじゃないですか?
――悲しく、愚かなことですよね…。
TETSUYAそういう何かイヤ~な、重いことを表現するのにこの曲は合うな、とメロディーを聴きながら思ったので。
――後ほど伺うM5「白いチューリップ」とも重なる部分がありますか?
TETSUYA全然違います(笑)。でも、それでいいんですよ。僕の思っているものを100%理解してもらいたくはないんですよ、逆に。それはそれで小っ恥ずかしいですし。
――ところで、TETSUYAさんは後悔ってされるほうですか?
TETSUYA後悔はしますよ。すると分かっていても、その道を選んだりもします。
止められないんですよね。コントロールできない。日本が戦争に突き進んだのもそうですよ。負けるというのはもう、最初からデータで分かっていたんですから。人類みんなそうじゃないですかね?
――たしかに…深いですね。大きなテーマと向き合われた曲ですね。
TETSUYAいや、恋愛の歌です(笑)。何だっていいんですよ。
深読みしたい人は、どうぞ。恋愛の歌だと思いたければもう、それで構わないし。世に出たら作品は僕の手元から離れるので、みんなが自分の都合のいいように解釈して、捉えてもらって構わないんです。