永井真理子インタビュー「やらなければいけないと思ったのは、新しい曲を作るということ」
と題して、1992年8月7日に横浜スタジアムで行われたライブのオマージュと言いますか、当時と同じセットリストで、当時のバンドやスタッフが集まってライブを行いました。これは今の永井さんにとってどのような意味がありましたか?
すごく貴重な体験でした。セットリストは同じだったんですけど今のアレンジにしたものも混ぜたし、当時のライブをオマージュした演出もあったりして、いったいどんな気持ちになるんだろう?って思ってたんです。そしたら、懐かしさよりも新鮮さの方が優っていたんですよね。あ、新しいって。ここから私たちは全然新しくなれるなって思えたんですよ。あの頃よりカッコいいんじゃないかなって。
――それはもしかしたら、お客さんもそういうふうに希望を持てたからステージ上でそう感じることができた、ということなのかもしれませんね。
本当にそのとおりだと思います。みんながカッコよかった。当日の会場には、20年前に横浜スタジアムに来てくれた方も多かったんですよ。このライブをきっかけに、その頃に仲の良かった友達に久しぶりに声をかけて来ましたっていう人もいたし、一方で20年前は行けなかったけどやっと来れたっていう人がいたり。