くらし情報『永井真理子インタビュー「やらなければいけないと思ったのは、新しい曲を作るということ」』

永井真理子インタビュー「やらなければいけないと思ったのは、新しい曲を作るということ」

そうやって懐かしさと一緒に新しい何かが始まっていくっていうムードに溢れていたんですよね。私もようやく昔の自分に、「今はこんなに楽しくやってるよ」って言えたような気がしたんです。ステージでも言ったんですけど、「こんな未来があるんだから、ほんとに長くやってて良かったね」って。

永井真理子インタビュー「やらなければいけないと思ったのは、新しい曲を作るということ」


――2019年にリリースしたアルバム『W』の中に「ORANGE」という曲があります。公式ファンクラブ「Orange Heart Club」の名称にも「Orange」が使われています。オレンジは特別なものなんですか?

「ORANGE」は今の私のテーマソングみたいなものなんですけど、復帰して「ただいま」っていう気持ちを込めて小さい規模のサーキットツアーをさせていただいたんです。そしたら会場に来てくれた皆さんが涙を流しながら「おかえり」って言ってくれて、それが本当にうれしかったし、力になったんです。その経験をもとに私のことを待っててくれた皆さんに向けて書いたラブレターが「ORANGE」なんです。
そのツアーの中に尾道の会場があって、ライブの次の日に福岡に移動する中日で海と空を見ながらオレンジジュースを飲んでたんです。オレンジの香りに包まれながらこれからのことをぼんやりと考えて作った曲なんです。

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