くらし情報『20世紀美術コレクションに定評がある3館が協働する『トライアローグ』展、横浜美術館で開催中』

20世紀美術コレクションに定評がある3館が協働する『トライアローグ』展、横浜美術館で開催中

20世紀美術コレクションに定評がある3館が協働する『トライアローグ』展、横浜美術館で開催中

すべてジュアン・ミロの作品 左から《花と蝶》1922-23 横浜美術館、《パイプを吸う男》1925 富山県美術館、《絵画》1925 愛知県美術館
20世紀美術コレクションに定評がある3館が協働する『トライアローグ』展、横浜美術館で開催中

第2章「1930sーーアートの磁場転換」 展示風景
第2章もまた激動の30年だ。この期間に、第二次世界大戦が勃発。その影響により多くの芸術家たちがヨーロッパからアメリカへと渡り、結果、戦後の美術シーンの中心地はヨーロッパからアメリカへとなっていく。シュルレアリスム作品が多くあった展示室から、サム・フランシスやルーチョ・フォンタナらの作品のある展示室へ移動した瞬間、雰囲気がガラリと変わり驚かされる。

通常の美術展では、1945年前後を区切りとして扱うものが多いなか、あえて戦前と戦後を一緒のくくりで扱うことで、美術の大きなながれが見えてくる。

20世紀美術コレクションに定評がある3館が協働する『トライアローグ』展、横浜美術館で開催中

第3章「1960sーー アートの多元化」 展示風景
そして、最終章である第3章「1960sーー アートの多元化」では、より多様化していく美術のあり方を紹介する。美術作品の表現や考え方がどんどん多様化し、展示場所もギャラリーや美術館を飛び出し、壮大なものに発展していく。

3館の収蔵品だけで、約90年の美術の流れを学び取ることができる刺激的な展覧会。

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