森七菜 「人を好きになったら棒立ち状態」映画『ライアー×ライアー』インタビュー
原作のままのセリフもあるので、仕草も原作に近くなるようにもしました。
キスをしようとしてくる透に対して、「ダメっ!」って避けるシーンも原作のまんまなんです。そういうところは、原作をコピーして台本にも貼って、いつでも思い出せるようにしていました。
やっぱり動きは自分から出てくるものが一番やりやすいんですが、それではなくて他に優先させるものに自分をなじませるという作業は初めてだったので、難しかったですけど、楽しんで演じることができました。透にウソをついてはいるけど、それでも憎めなくて、みんなから愛されるところを大事にしたいと思って演じていました。
松村北斗さんは未だにどんな方なのかはつかめていない(笑)
――透役の松村北斗さんの共演前と後の印象を教えてください。
今回の共演前に、一度、音楽番組でご一緒したことはあったんですが、普段どんなことを考えていて、何が好きか、とかは全然知らなくて。役の上で弟として何年も一緒に住んでいる、という間柄だったので、松村さん自身のことも理解して、ナチュラルな関係を作れたらな、と思っていたのですが、いろいろ調べたものの、全然見えて来なかったんです!
どの現場に入るときも、共演者の方々を事前に調べさせていただいているんですけど、ここまでわからない方は初めてだったので、私が人見知りというのもあって、逆に怖くなっちゃっいました(笑)。