森七菜 「人を好きになったら棒立ち状態」映画『ライアー×ライアー』インタビュー
でも現場に入ると、松村さんスタッフさんとも仲良くしていて、周りからも信頼が厚く、尊敬できる方だな、と思いました。正直に言うと、未だにどんな方なのかはつかめていないんですけど(笑)。
――現場ではどんな話をしていましたか?
お芝居の話をして、わりと熱い話もしました(笑)。アーティストとしても活動されていますけど、お芝居に対してもすごく熱のある方で、一緒にお芝居をしていて心地良かったですし、助けていただくこともたくさんありました。
――2人で泣きながらお互いの思いをぶつけるシーンもありましたよね。
あの現場はかなり緊迫していました。私自身、『恋あた(ドラマ『この恋あたためますか』2020年10月期/TBS)』はありましたが、撮影はこちらが先だったので、王道のラブストーリーの主人公を演じることが初めてで。撮影直前まで、「好きな人のために涙を流すってどういうことなんだろう?」って感情がわからず、本当に演じられるのか不安で仕方がなかったんです。
でも現場で何回かリハーサルや本番を繰り返していくうちに、透の仕草を見て、すごく悲しくなって。好きな人と離れたり、別れたりするのが寂しいというのは、こういう気持ちなんだ、って理解ができたんです。