映画『ミッシング』ティーチイン付き上映会レポート 森優作が
この作品の中で一番濃いんじゃないかと思いました。森さんはどういった感じで演じられたのでしょうか?」という質問が。
森は、まず圭吾という役柄の印象について「普通の人なんだけれど、人と人との間であったりタイミングだったり、全部ちょっとずつずれている人だなと思った。そういう“生きづらさ”みたいなのは、自分の小さい時が本当にそうだったんです。全く同じではないですが、そういうのを取っ掛かりにしました」と自身の経験と重ね合わせて演じたと語る。
さらに「石原さんのエネルギーに引っ張ってもらった部分がすごく大きいです。すっごいピュアなエネルギーを持った方で、役者として絡ませてもらった人たちの中では、今までにないタイプの女優さんだったので、すごく刺激的な撮影だったでした」と振り返った。
『ミッシング』 (C)2024「missing」Film Partners
続けて田は、本作の物語はもともとミキサー車の男の話を書こうと思っていたと語り「鬱屈としているのは、こいつ(ミキサー車の男)はお姉ちゃんの子供を預かって、目を離したときにいなくなっちゃって……という負い目を感じているんだ、と書いていたけれど、だんだんとお姉ちゃんの方がキツイな、となってきて、主役はお前じゃないな、と」