くらし情報『本谷有希子、『掃除機』日本初演で演出家として新たなチャレンジ 「物事の捉え方が“なんとなく変わったような”気持ちになるお芝居にできたら」』

2023年2月27日 18:00

本谷有希子、『掃除機』日本初演で演出家として新たなチャレンジ 「物事の捉え方が“なんとなく変わったような”気持ちになるお芝居にできたら」

本谷はその意図を“自由”という言葉を使って説明する。

「2019年の『本当の旅』という公演で、ひとりの語り手を複数の俳優が入れ替わりながら演じるということをやってみたんですけど、その時、ちょっとだけ『自由になった!』という感覚があったんです。私はずっと戯曲から『自由になりたい』と思っていて、でも方法がわからなくて、いろんな活動をストップさせていた期間があったんですけど、ひとりの役を複数が演じたことで『こんなふうに遊んでいいんだ!』という感覚を得たんです。今回、戯曲を読み込んだうえで、岡田さんの書く世界は強度があるので、3人で父親を演じても大丈夫だろうという思いでチャレンジしてみることにしました」。

本谷有希子、『掃除機』日本初演で演出家として新たなチャレンジ 「物事の捉え方が“なんとなく変わったような”気持ちになるお芝居にできたら」

『掃除機』キャスト上段左から)一家の長女<ホマレ>役・家納ジュンコ、掃除機<デメ>役・栗原類、無職の長男<リチギ>役・山中崇、音楽を担当し長男リチギの友人<ヒデ>役で出演もする環ROY下段左から)父親<チョウホウ>を3人1役で演じる俵木藤汰、猪股俊明、モロ師岡
タイトルでもある“掃除機”は物語を通じて一家を見つめる存在。一家に一台あって、いろんな部屋で使用されるという点でも家族を見守る家電として絶妙なチョイスと言えるが、本作における掃除機とはどのような存在なのか?

「この物語に登場する人たち(父、長女、長男)

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