SuU自主企画『骨-日-』開催間近、すずきたくまインタビュー「ものすごくいい音楽を作る人たちなので、ツーマンでお互い違う角度からいいものを見せたい」
――間口を広げたいという思いがあった?
すずきはい。でも自分の体感はあまり変わっていないんですよね。「よかったよ」って言われることは増えたんですけど。そこまで劇的に変わったというわけではないので。
――あのアルバム、確かに耳ざわりはいいというか、聴きやすくなってると思うんですけど、そのぶんヤバさというか、暗さみたいな部分も際立つものになった感じがしていて。
すずき確かにそうかもしれない。メリハリはつけたいかな、というか、大衆に寄った音作りにはしたけど、寄りすぎて聴く人にペコペコしたくないなというのはあって。自分が好きなものは好きだし「ヤバいな」って思われたいっていうのは確かにあったなと思います。
――そうなんですよね。音の感触とかジャンル感だけでいえば、たとえばすごくおしゃれなものとして受け取られてもおかしくないと思うんですけど、実際にたくまさんの周りにいるミュージシャンって尖っている人ばかりじゃないですか。
すずきなんか多いですね。
――今回も時速36kmと自主企画をやりますけど、CRYAMYとかPK Shampooとか。そういう人たちと同じ空気を吸っている感じというのが、あのアルバムにも確かにあるなって。