SuU自主企画『骨-日-』開催間近、すずきたくまインタビュー「ものすごくいい音楽を作る人たちなので、ツーマンでお互い違う角度からいいものを見せたい」
――いや、音自体はすごく温かい、アナログな手触りじゃないですか。優しい音だと思うんですけど、じゃあそこで何を歌っているのかなとよくよく耳を凝らしていくと、生きづらさを感じていたり、閉塞感があったりするっていう。
すずき根が暗いんですかね。
――それは分からないけど、そういうところはそれこそ時速36kmとも通じる部分があるし。
すずきうん、あると思います。慎ちゃんも根が暗いのかな。こういうこと言っちゃよくないけど(笑)。なんか、ずっとイラついてるんだと思いますね。
俺もずっとイラついてますし、慎ちゃんもずっとイライラしてるんじゃないかな。だけどそういうのをまったく表に出さないというか、普通に喋っててもすごい気持ちのいい人だし、めちゃくちゃ優しいですね。慎ちゃんって、絶対人のことをけなさないんです。だけどたぶん裏ではめちゃくちゃイライラしてて、それを曲に全部ぶつけてるんじゃないかな。ほんと勝手な想像ですけど、そういう部分が俺は愛おしいですね。
――時速との付き合いは長いですか?
すずきSuUをやる前に僕は違うバンドをやっていて、そのバンドで時速と1回対バンしてるんですよね。時速もまだ3ピースとかのときで、客もゼロだったのかな。