2022年9月28日 18:00
フラカン、5年ぶり8回目の日比谷野音公演をレポート!「来年2023年、僕たち34周年、そして54歳! なんと波平と同い歳!」
「深夜高速」「こちら東京」「少年」が続いた、中盤の9曲目〜14曲目。それぞれの時代のフラカンを思い出させる曲を、今のフラカンでしかできない演奏と歌で形にしていく。近年の曲は「こちら東京」だけなのに、今のフラカンの魅力がもっとも濃く表れた時間だったように感じた。
ちなみに、「少年」も、今ライブで歌われるのは、レアな曲である。メジャーから転落してトラッシュレコードから出した一発目『吐きたくなるほど愛されたい』(2002年)の収録曲。という時期からも、歌詞の内容からも、その頃生まれたばかりだった(でも即離婚で離れ離れになった)息子に捧げた曲である、と思われる。
鈴木圭介
そして。個人的にもっとも驚いたのは、その後、MCを経て、グレートマエカワの「フラカン33年、野音99年、友達100万人!」という雄叫びから始まった「友達100万人」だった。
意外すぎて、久々すぎて……いや、下手したらライブで聴いたの初めてかもしれない。なもんで、どのアルバムに入っているのか思い出せなかった。あとで調べたら、トラッシュレコード時代の2006年3月に出たシングル『はじまりのシーン』のカップリング曲で、アルバム未収録だった。