2021年12月24日 12:00
「喜びを思い出して、僕らと共にハッピーになって」『SINGIN' IN THE RAIN ~雨に唄えば~』アダム・クーパー インタビュー
撮影:野津千明
ジーン・ケリーの有名映画を舞台化した『SINGIN’ IN THE RAIN ~雨に唄えば~』が待望の3度目の来日となる。40トンもの雨の中で歌い踊る、最高にハッピーなミュージカルで主演を務めるのは、元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのアダム・クーパー。ロンドンのアダムさんにオンラインでインタビュー。同作のロンドン公演の様子やコロナ禍での状況、今の心境を聞いた。
雨が降り出した瞬間、観客の息をのむ音が聞こえてきた
――長らくクローズしていたロンドンの劇場群が幕を開け始めた2021年初夏。『SINGIN’ IN THE RAIN ~雨に唄えば~』も2020年のロンドン公演、日本公演の中止を経て、2021年7月にサドラーズ・ウェルズでの上演を果たしました。その時のお気持ちを教えてください。
もう感無量で、心からほっとしました。
お客さんからも僕たちと同様、劇場に戻ってこられて嬉しい!という気持ちが伝わってきました。特に初日は劇場全体に電気が走っているような盛り上がりで、本当にスペシャルな夜になりましたね。もうひとつ特別だったのは、タイトル曲のシーンでのお客さんの反応です。