2022年1月31日 07:00
「こんな経験は多分もう後にも先にもないかも」4度目の出演 高畑充希と初舞台の平祐奈が語る舞台『奇跡の人』
稽古はまだ先なんですけど、ヘレンといろいろ向き合っていけたらいいなと思います。
ーー平さんは映画『10万分の1』で難病のALS患者役を演じられたことがありますが、当時はどういう風に役作りをされたのですか?
平当時は、実際にALS患者さんにお話を聞きにいったり、ALSを題材にしてるドラマなどをいっぱい見たりしましたね。突然、転んだり、歩けなくなって杖をついたりすると聞いたので、どんな感じなのか、道端でわざと転んでみたり、杖をついて歩くと人からはこういう風に見られるんだと思ったり。自分で一生懸命、想像を膨らませて、役をつくっていきました。
ーーヘレン・ケラーという存在については、どんな印象をお持ちですか?
平小学生の頃とかに伝記や授業で触れてきました。ヘレン・ケラーと聞くと「あの三重苦の人だ」と思えるぐらい、すごい衝撃的な人物。ヘレンを自分が演じることにもびっくりですし、できるのかという不安はありますけど、でも同時に楽しみでもありますね。人生、突然何が起きるか分からないので、今自分が生きていることのありがたみを感じながら、ちゃんとヘレンと向き合っていけたらと思います。
ーーヘレン役のご経験もある高畑さんから、平さんへのアドバイスはありますか?
高畑私自身が初舞台を踏んだときは、いい意味で緊張感がなかったというか、楽しみしかなかった。