ウルフルズ約2年ぶりホールツアー ファイナル公演オフィシャルレポート「永遠にこんなツアーが続くようにこれからもがんばります」
、小杉泰斗(key)の5人が往年のソウルミュージックやファンクミュージックを鳴らすバンドの如くお揃いの格好良いブラウンスーツ姿で集う。トータスのスーツだけ少し淡いブラウンなのもフロントマンを一段と象徴していて、これまたとてつもなく格好良い。メンバーとスタッフが本番前のルーティーンであるハイタッチの儀式を行なって、ステージ袖へと向かい、メンバーだけで円陣を組み気合い入れて、いよいよ始まる。
ステージ前に掲げられた緞帳には日本地図が描かれており、既に訪れた13都市には各地のスタンプ※註のシールが貼られ、スポットライトがグルグルと地図上を照らして、最後に山形へとスポットライトが当たる。BGMがカットされ、演奏が始まる。そして、緞帳の前に下手からトータス松本が登場して、観客を煽り、緞帳が振り落とされると演奏する4人が現れるという最高の幕開けシーン。ようやく書けたし、1曲目が「ツーツーウラウラ」から始まるというのも、やはり粋すぎる。
「知らない街へ即出早出のツアーに」と歌われるように、初めての街も含めて全国津々浦々を訪れるのは、22年前のツアーも今回のツアーも同様に大きなコンセプト。特に酒田は初めて訪れる街であり、「今夜はオマエを離さないぜ」