ウルフルズ約2年ぶりホールツアー ファイナル公演オフィシャルレポート「永遠にこんなツアーが続くようにこれからもがんばります」
「山形久しぶりだし、酒田には初めて来ました。こんな立派な会館めちゃくちゃ気持ち良いし、最終日思う存分やりますから!」
「センチメンタルフィーバー ~あなたが好きだから~」での踊りひとつ観ても、トータスの気合いが漲っている。続く「いいたい事はそれだけ」では一転してスローバラードであり、その歌は沁みわたり聴き入るしかない。1995年リリースシングル「ガッツだぜ!!」カップリングという長年のファンが愛するナンバーだが、あまりにも秀逸なメロディアスナンバーであり、初めて聴く人の心にも間違いなく響く。
ツアーファイナルへの想いを「うれしいようなさびしいような何とも言えない気持ち」とトータスは評したが、この14本目でもバンドとしての調子の良さが手に取って分かる。ウルフルズのサポートギターを務めて早6年であり、デビュー35周年を迎えた真心ブラザーズの桜井。メンバーの子供世代と言っても過言ではないフレッシュ25歳の小杉。5人として初めてツアーを一緒に共にするが、熟年と新鮮による融合が何とも言えない。
魂揺さぶる男トータス松本のMCも絶好調で、後2年で還暦という話題から、「おじちゃん」「おじさん」