ウルフルズ約2年ぶりホールツアー ファイナル公演オフィシャルレポート「永遠にこんなツアーが続くようにこれからもがんばります」
「オレたちはウルフルズ!君たちはお客!」というコール&レスポンスもそうだが、昔から変わらないと想っているものが、実は現代で変化進化を遂げている凄み……。酸いも甘いも全てひっくるめて爆旅を積み重ねてきたウルフルズならではのパワーである。
「(今までは)東京に戻ったり、地元大阪でファイナルをすることが多かったけど、今回は山形の酒田で終わるのが続いていく感じがするのよね!」
トータスは、こう言った。オープニングにおける日本地図の演出もそうだが、楽器や機材を乗せて全国津々浦々を走り回るツアートラックにも、トータスオリジナルイラストのウルフルズマスコットキャラわいもくんたちが日本地図の上を旅するイラストが描かれている。という事は、2002年は35本のツアーだった『ツーツーウラウラ』だが、今回はシーズン1と名乗っている事もあり、もしかして、シーズン2以降も続いていき、全47都道府県を全国津々浦々してくれるのではと……勝手に妄想してしまう。
そんな抑えきれぬ期待が爆発しそうな中、歌力が強烈な「サムライソウル」が真っ赤な照明と共に突き刺さってきたりと、尋常じゃなく高揚するが、気が付くとまたもや『おしん』の話に戻っており、橋田壽賀子=アレサ・フランクリン説など大脱線するのも御愛嬌。