「中野にあなたの故郷が生まれます」ノックノックス『おぉーい。』ヤストミフルタ×藤谷みきインタビュー
で挑戦した配信公演では観客の反応がわからなかった。僕の本来やりたかった形に戻れて嬉しいです。
──藤谷さんは2016年の『幸せの標本』以降、ノックスノックス作品に出演し続けていらっしゃいます。今回は「声の出演」で、これまでと作品の向き合い方が異なってくるかと思いますが、どんなスタンスで稽古に臨もうと考えていらっしゃいますか?
藤谷私は「しげお」という役で、姿かたちをステージ上に現しません。おそらく(笑)本番は録音予定なので、稽古場にも来なくていいんですよね。でも今のところ、ずっと来ています(笑)。来られる時にはいる予定です。
──省エネすることもできるのに、なぜ稽古場に通おうと考えていらっしゃるんですか?
藤谷だいごろう役の八代進一さん、おはなさん役の田野聖子さんとは『人魚姫』でご一緒しました。
特に八代さんは外部公演でもよく共演するのでお人柄はよく存じ上げているんですが、初めてご一緒する若菜さんがとても新鮮で。
この3人が集まってお芝居にどんな化学反応が生まれるか、日々どんどん変化していて、見ていてワクワクします。それに合わせて最適な声を当てられたら、と思って。なるべく皆さんのお芝居を拝見したいと、私の方から希望しました。