主演、中山優馬らに聞く、世界が注目する劇作家、ジェレミー・O・ハリスの日本初上演作 舞台『ダディ』
単なる職業として選択したというより、自己表現。一生懸命に生きているんだなと。一生懸命な人だと。
神野「一生懸命」って何回言うの(笑)?
一同(笑)。
原視野が狭いといったら狭いですよね。
神野狭いよね。でも、それが一生懸命ってことだよね。
中山そういうことです。
舞台『ダディ』ビジュアル
神野フランクリンは瞬間瞬間を生きているから。確かに一生懸命という言葉でしか言い表しようがないよね。また、それをごまかさない。それだから周囲の人が振り回されるのかもしれないんだけれど。
中山嫌な奴になってもおかしくないのが憎めない存在になっているのは、ひたむきさがあるからなんだろうと思います。大場基本、そういうフランクリンにみんなが振り回される芝居なんですよね。
――神野さんはフランクリンの母ゾラ役です。神野さんは“母親という立場の女性”を多く演じていらっしゃる印象があります。
いろんな人の母親になっていらっしゃるなと。
神野そうなんですよ。しかも、息子はジャニーズの方が多いですよね。つい先日までドラマ『マイファミリー』で二宮(和也)くんのお母さん役を演じ、その前は舞台『オレステイア』で生田(斗真)