主演、中山優馬らに聞く、世界が注目する劇作家、ジェレミー・O・ハリスの日本初上演作 舞台『ダディ』
等身大で飾り立てず見せてくれる。そういうフランクリンでいてくれることがすごくうれしいし、好きになれるなって感じています。
中山大場さんが演じるアンドレもすごくセクシーですよ。
神野そう、セクシー。また品があるんですよ。ご本人はジェントルマンですが、目が時々笑っているか笑っていないのかわからない時があって(笑)。でもそういうところもアンドレのミステリアスな部分と重なります。本を読んでいる段階では、アンドレはどこか嫌悪感を覚えるような人だと思ったんですが、大場っちがやると悲しみを抱えた、やさしい人の雰囲気があるんです。
でも、ゾラとしてはそんなアンドレと戦わないといけない。大場っちもその時は刀を出してくるんだろうと思うと、ワクワクします。すぐ斬られると思いますが(笑)。
大場いやいや、ゾラ、かなり強いです(笑)。
「一緒に筋トレしてます」その理由は・・・?
――神野さんは演じるゾラの人物像をどう言い表しますか。
神野それはもう大変な人です(笑)。
一同(笑)。
神野でもそんなゾラもひとりで子どもを育てる中で悩んできたんだろうなって。
自分がまだ子どもなのに、なんとか親になろうと頑張ってきた女の子だったんでしょうね。