2021年6月18日 07:00
板垣李光人『青天を衝け』インタビュー「大河ドラマに関われた事実が僕の“自信”に繋がる」
グリーンバックでの芝居は、求められる集中力が全く違うなと思いました。
ーーその場合、台本からイメージを膨らませるのみなのか、それとも事前にイメージ映像などをご覧になられるのか、どちらでしょうか。
事前にイメージ映像を見せていただきました。とはいえ、実際にはVRのような気持ちで、頭の中に人や建物を置きながら演じていましたね。
ーー演じられた中で、特にお気に入りのシーンはありますか?
やっぱりナポレオン三世との謁見シーンは、昭武の中で大きな仕事だったので気に入っています。日本の代表として先頭に立って歩いていく。14歳ではなかなか感じることのないような圧をも凌駕して堂々と佇む姿、昭武の「強さ」「覚悟」を感じるシーンではないかと思います。
あと、栄一とセーヌ川を歩くシーンはすごく好きですね。
昭武は栄一の聡明さや柔軟な考え方に感銘を受け、身分の違う間柄ですが身分を超えて心動かされています。同時に自分と通ずる部分も感じていた。昭武は栄一に絶対的な信頼を置いています。そんな栄一へ自分の正直な気持ちを吐露する場面は、とても良いシーンになっていると思います。
ーー渋沢栄一演じる主演の吉沢亮さんへの印象を教えてください。