木戸大聖の夢を叶える秘訣「夢があることに自信を持つ」
どこか堕落している人物を演じているような、物語のなかに生きているような撮影でしたね」
飾らない自分と、少しだけ役を纏った自分。木戸にとっては、どちらも偽りのない自分なのだろう。「あまりに芝居がかっていたら、どこか偽物みたいになっちゃう。初めての写真集だから、嘘をつきたくなかったんです」と語る彼の本当の姿が、一枚一枚の写真に残されている。
木戸大聖 1st PHOTOBOOK『HANA-UTA』
撮影:田尾沙織
ワニブックス刊
見た目は変わっても、ブレない自分らしさ
旅をしている最中を捉えたリラックスした一枚もあれば、金髪に真っ白な衣装で海辺に佇む幻想的なカットも紛れ込む。木戸のさまざまな表情が見られる一冊を前に、ふと木戸自身が思う「自分らしさ」について問いたくなる。
「何も意識せず、自然体でいるのが一番良いよって、言われることが多いんです。役を演じるときも、自分のフィルターを通す。あまり自分とかけ離れた演技をしようとしない。そのほうが良さが出るよ、って。だから、どんな髪型や髪色でも、どんな衣装でも、どんな景色のなかにいても、ちゃんと自分でいること」
それが自分らしさなのかな、と冷静な視点から、役者・木戸大聖を分析している。