【対談】CRYAMY・カワノ×時速36km・仲川慎之介「今回のツアーで呼んでいるのは特にリスペクトするバンド。その中でも慎ちゃんは特別です」
── 時速は大学のサークルで結成したバンドだし、そういう成り立ちからしてCRYAMYとは違いますよね。
カワノそうですね。我々はもう不良が集まっただけ(笑)。だから空気も全然違う。時速は友達からスタートしているところがあるから和気あいあいというか、仲良い感じがあるけど、僕らはどっちかって言ったら集まった段階で全員ろくでなしだったんで。全員我が強いから、最初の頃はぶつかったりとかしてたんですよ。今もそんな仲良いわけではないですけど、バンドを5年ぐらい続けていくうちに、僕がその我の強い人間をひとりずつ叩き潰してきてしまったというか。時速には慎ちゃんについて行くぞっていう空気があるとしたら、我々はもう逆で、僕がひとりずつ叩きのめしていった末に、僕以外の3名はほぼ諦めの境地で近い感じだと思うんですよね。
だから僕だけじゃなくて、4人とも黄昏てるんですよね。そこはすごい対照的ですよね。
仲川そうだね。それは見ていてもわかる。
カワノ狭い楽屋で僕がメンバーとかに怒鳴りながらものを投げつけたりしてるのとかを見てるわけですよ。オギノ(テツ/時速36kmのベース)なんか「ツアーファイナルなんだからやめてよ!」