初のドキュメンタリー映画公開! アニソンの先駆者JAM Projectの5人が語る“これまで”と“これから”
自分を救ってくれた業界とファンに恩返しがしたいというのがスタートだったんです。
そこからもう35年過ぎて、今思うのは、アニソンシンガーって、そのアニメ作品がセンターに座っているとしたら、その周りの一員になる覚悟を持ってやっているのかどうか?というのがアニソン魂だと思うんです。
自分がアニソンで何に一番の喜びを感じたかとふり返ると、まずやはり、作った作品のプロデューサーたちが聴いて「うわぁ、今回の曲、サイコーです。俺たちが伝えたいことがこの曲に全部入ってます」と言ってくれたらめっちゃアガリます。これこそが俺たちの仕事なんだなって思います。
その次に曲がリリースされたとき、ネットなどで番組や原作マンガについているファンの人たちが「神!」とか言ってくれたら、そこで俺たちは「いい仕事に参加できて良かったな」って心から思えるんですよね。それがアニソンマンの立ち位置であり、一番かっこいいところだと思うんです。
声優さんやアニメを作っているスタッフさん、音響さんとか、みんなのチームの一員というのが、アニソンミュージシャンの男っぷり──いや、女性もいますけど(笑)──だと思うんです。
アニソンって“音楽性”じゃないので、ただ「アニソンシンガーになりたい」