初のドキュメンタリー映画公開! アニソンの先駆者JAM Projectの5人が語る“これまで”と“これから”
ただ、僕らが大人になる頃にはみんなで歌える曲ってアニソンやヒーローの曲が多かったので、大人になって、そういうジャンルを歌えたってことは、自分の生活とかバンドを維持するためではなく、単純に歌えて良かったなと思います。
福山芳樹
「アニソンというのはジャンルではない」──音楽のジャンルとしてはないと言われている気がするけど、僕らとしては、アニソンの音楽スタイルってあるんじゃないか?と最近は思っています。特に90秒というサイズだったり、映画にしても最初に音楽があってエンディングにも音楽があって……という感じで、アニメが細かくなればなるほど、それに応じて細かく展開していくのは、僕らのようなストロングスタイルのアニソンがぴったりだと思うし、僕らが作ってきたものなんじゃないかなと思います。
きただに僕もJ-POPでデビューして、“戦力外通告”を受けて……という感じで、このアニソン界に拾われたというか、恩返しの気持ちがあります。人生を助けてもらった業界ですね。
きただにひろし
デビュー前から応援してくれていた友達が、僕がアニソンを歌うようになってから、イベント、ライブを見に来てくれたときのひと言がすごく印象的で、「え? こっちの方が天職なんじゃないの?」