くらし情報『本広克行監督、押井守監督らによる映画レーベル「Cinema Lab」誕生 第1弾主演は小川紗良』

2020年8月12日 14:23

本広克行監督、押井守監督らによる映画レーベル「Cinema Lab」誕生 第1弾主演は小川紗良

それが映画の裾野を広げ、テレビとは違う映画という文化を豊かにすることだと感じております。
かつて日本映画にはそのような限られた予算で意欲的に制作された映画がありました。「ATG」(日本アート・シアター・ギルド)は「限られた予算」という条件と引き換えに自由を得た監督たちが勝負を挑む場として観客の注目を集めました。
前衛や反体制、芸術という要素に映画ファンが興味を示した時代でした。
オリジナルビデオという映画館にかからないビデオ用映画では、アクションややくざ、エロというジャンル映画が量産される中傑作が生まれましたし、ビデオ市場メイン、ミニシアター単館公開という図式で作家性の高いユニークな映画も生まれる余地がありました。しかしビデオが売れなくなり映画館での回収がメインとなった昨今、映画興行も映画制作も制限があると感じています。変化している時代に多様なジャンルの映画作品を届けるため、監督一個人ではなく、志のある映画監督が集まり、共同戦線を組み、ムーブメントを作り上げる必要を感じていました。バラバラに時々いい作品があっても、継続して一つのジャンルを作り上げないと、映画ファンには届きません。
ATG映画、Vシネマに匹敵する新しいブランドが一つ存在しても良いと思うのです。

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