櫻井海音&齊藤なぎさ『【推しの子】』実写に挑むプレッシャーを支えた”原作愛”
求められるものに応えようとしたり、必要以上にカッコつけようとしたりもしない。ただ、自分が出ている作品を観て心を動かしてほしいし、生き様を見てもらいたいと思っています。今回の『【推しの子】』でも主演をさせてもらっているので、挑戦している姿を見て、応援したいと思ってもらえたら嬉しいです。
ーー言葉で語らず、背中で見せる、という姿勢なんですね。『【推しの子】』は芸能界の裏表を切り取った作品ですが、お二人がこれまでのお仕事で悩んだりつらかったりしたとき、どうやって乗り越えてきましたか?
齊藤この世界に入ってからずっと大変だった気がするんですけど、ようやく最近、自分らしくいられるようになった気がします。アイドルたるもの、こうじゃなきゃいけないって悩むことも多くて。いまもそうですけど、ファンの方の言葉を見逃したくないから、ずっとSNSでエゴサしてるんですよ。だから、いろいろな言葉を目にしてしまうこともあって。
でも、支えてくださるファンの方はもちろん、家族やお友達のおかげでここまで来られたな、って思います。このお仕事って、メンタルが強くないとできないし、私はずっと弱いままだけど……でも、周りの人のおかげで少しずつ自分らしくがんばれるようになりました。