星野源×高橋一生スペシャル対談「お互い変わらずにいてくれたことがうれしかった」
鷹村としてやってきたことに対して僕が受けると、それに反応してまた鷹村のお芝居が変わる。純粋にお芝居をやっている楽しさを感じられました」(星野)
「こちらがお芝居を変えても、源ちゃんはすべて対応してくれるんです。コメディで時代劇だと、どこか変に現代的になりすぎてしま恐れも出てくると思うんですが、この映画はちゃんと時代劇なんです。みんながそういうお芝居ができる空気にしてくれたのは、座長だと思います」(高橋)
予算のない国替え。引っ越しを成功させるためには、家財を減らしたり、時には今で言うリストラも断行しなければならなかった。春之介もまた人事部長さながらの苦渋の決断に迫られる。
「春之介が出した案って、ものすごいアイデアだと思うんですね。藩士である彼らにとっては本当に嫌だったと思うし。
それでも仲間たちがやるよと言ってくれたのは、春之介の絶対に最後まで諦めない気持ちに打たれたから。これまでの時代劇とはまったく違ったアイデアで、藩士の誇りと絆を表現したところが、この作品の魅力なのかなと思います」(星野)
「日本人は、どこか人の顔色を伺うとか、空気を感じる能力に人一倍長けている人種だと思っていて。