2022年2月21日 12:00
注目アーティスト 井上紗矢香インタビュー 刹那の感情、空気を閉じ込めた曲作り
(撮影:友野雄)
朝は、できれば元気に出かけたい。気が重い日も、楽しみなことがある日も、どんな日も背中を押してほしい。そんな、朝にぴったりな曲が新しく生まれた。井上紗矢香の『旗印』。
フジテレビ系「めざまし8」の2月度エンディングソングとして、朝を彩っている。
2020年に『無重力飛行士』でメジャーデビューを果たし、昨年は3週間おきの配信リリースを行い、半年で全10作もの新曲を世に送り出すなど、精力的な活動を行っている。また、藤田ニコルや伊藤千晃の楽曲の作詞を行うなど、作詞家としても活躍中だ。
そんな彼女のこれまでと、曲作りについて、新曲『旗印』に込めた想いを聴いた。
今がキツイことよりも、逃げてしまったことのほうが辛い
――井上さんは、福岡出身で東京に出てこられたのは2年前のことなんだとか。
はい。生まれは福岡県の久留米市で、小学校1年生からは八女市というところに住んでいました。高校卒業と同時に博多で独り暮らしするようになって、そこから東京に上京してきた形になります。
――プロフィールでまず気になったのが空手をやられていたということなんですが……。
小さいころから、周りのお兄ちゃんお姉ちゃんたちがやっているのを見て、自分もやってみたいな、と思って小学校2年生から5年生の終わりぐらいまでやっていました。