2023年12月6日 21:00
w.o.d.が歌舞伎町の夜に比類なき音楽愛を奏でたワンマンツアーファイナル【オフィシャルレポート】
、続けて「Mayday」を披露するころにはフロアも興奮の坩堝と化し、フロアのあちこちから感極まったような叫び声があがる。さらに「踊る阿呆に見る阿呆」「My Generation」とw.o.d.流のダンスナンバー連打で、興奮はクライマックスに達した。
「この曲は希望と憧れの歌やってずっと言ってきました。音楽はもちろん希望で、憧れもあったりするし、俺らにとってライヴはめちゃくちゃ特別なものです。やればやるほどライヴ自体が希望やなと思うし、みんなが来てくれたからめちゃくちゃ楽しくやれてます。ありがとう。俺らにとってはみんなが希望です。希望と憧れの歌です。聴いてください」
サイトウがそう話して、最新シングル「陽炎」をこのあと公開されたMVをバックに演奏し、アンコールなしの約90分でショーは幕を閉じた。「陽炎」はフックのアレンジから歌詞まで彼らの新たなアンセムになりそうで、今後ライヴで育っていくのが──それこそ《グライダー》が《どこまで飛べる》のか──楽しみな曲だ。
「ありがとう。また遊ぼう。バイバイ」
僕が最後に彼らのライヴを見た2年前からすると、フェイズが変わったと言いたいぐらい飛躍的に成長していた。