2021年6月1日 12:00
矢部昌暉が振り返る高校生活「高3の文化祭で、北村匠海たちとダンスを踊りました(笑)」
でもジェイミーを見ていると、自分が思った方向へ進んでいいんだという気持ちになる。自分らしくいることの強さとか大切さを教えてくれる作品だと思いました。
――矢部さん自身は、人と一緒じゃなきゃ嫌だと感じたことはありましたか?
僕は逆にはみ出たかったんですよね。人と一緒があまり好きじゃない性格で。よく取材の場で「目標の人は?」とか「憧れの人は?」という質問をもらうんですけど、そういう人もあえてつくらないようにしているんです。――学生の頃は集団生活を強いられる中で、同調圧力を感じる場面もあったと思います。そういうものは気にならなかったですか?
はみ出すというと言葉が強いですけど。マイルドに言い換えると、みんながいくら1+1=2だと言おうが、僕は自分が1+1=3だと思ったら、3でいいと考えるタイプ。
そう信じて突き進むのはすごいエネルギーがいるんですけど、2だと曲げる方が僕にとってはよっぽど苦しいんですよね。
――どうしてそんなふうに考えられるようになったんでしょう?
僕は小学5年生のときにこの世界に入って。小学校や中学校の頃は、周りに芸能の仕事をしている子もいなかったので、簡単なところで言うと、そういうところから自然とちょっと集団からはみ出ていたところがあったのかもしれないです。