くらし情報『新納慎也、三谷幸喜作の傑作舞台出演に向けて 『ショウ・マスト・ゴー・オン』に重ねる思い』

2022年10月1日 10:00

新納慎也、三谷幸喜作の傑作舞台出演に向けて 『ショウ・マスト・ゴー・オン』に重ねる思い

新納慎也、三谷幸喜作の傑作舞台出演に向けて 『ショウ・マスト・ゴー・オン』に重ねる思い

新納慎也、三谷幸喜作の傑作舞台出演に向けて 『ショウ・マスト・ゴー・オン』に重ねる思い


――三谷作品への最初の出演は舞台『恐れを知らぬ川上音二郎一座』(2007年)でした。この時からご自身が三谷さんに「ハマった」自覚はあったのでしょうか。

ないです! まったくありませんでした。三谷さんが僕の芝居を見て爆笑しているようなこともあまりなかったし、僕もそこまでの手応えはなかった。千秋楽の日に「三谷さんの作品に出るのはこれが最初で最後だろうな」と思った記憶があります。実際、そういう方もいっぱいいるでしょ、1回出て次がない俳優さん(笑)。自分もそういう感じだと思っていました。でも2回目、3回目と呼んでいただいて。
何作目かで初めて「僕のどこを評価してくださっているんですか?」とお聞きしました。それも恐れ多くてなかなかお聞きできなかったんです、ずっと「たまたま続いて呼んでもらっただけかも」と思って。

――三谷さんは何と?

「僕は新納さんの中にある悲しみが好きなんです。あなたの悲しみを抱えた感じと、繊細さが好きなんです」と言っていただいて。嬉しかったですね。僕はよく悪役やエキセントリックな役、女装する役柄を振られがちなんですが、三谷さんは「新納さんを飛び道具みたいにだけ使う演出家やプロデューサーは、あまり信用しない方がいいよ」

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