2023年7月18日 12:00
松下洸平 アーティストとしての第2章をスタート「日常の中にある小さな幸せをかみしめていたいんです」
誰かのためではなくて、単純に今自分が感じていることを書くことで、それが回り回ってそれぞれのリスナーのみなさんの日常にすっと入り込めたらいいな、と。なので、背中を押す曲というよりも、飾りはないけど、日常の中にある小さな幸せをかみしめる歌にしたくて作りました。
――作詞をされる中で思い浮かべた情景などはあったのでしょうか。
本当に自分自身のことなんですよね。例えば「起きぬけのコーヒー」から「いつからか受け入れてる」の歌詞はまさに僕の日常だったりします。「くだらない会話に救われたり」もそうですね。出かける時間はなくても、ちょっとした隙間に友達と飲みに行ったりして……そういうときって、「昨日、何話したっけ?」ってあんまり思い出せないぐらいにくだらない話だったりするんですよね。でも、それがすごく大事だし、そんな時間があるだけで、自分の人生悪くはないか、って思えるんです。
いいことばっかりじゃないけど、悪いことだって続かないし、本当にちょっとしたことで救われたりする。自分自身がそう感じているからこそ、それをそのまま曲に、落とし込みました。
あとは聴いてくださるそれぞれの人に感情移入していただきたかったので、「君」